バンブーブレード/ARIA

●BANBOO BLADE・13話。練習試合後編…だけど、試合の結果そのものにはあまり意味は無い。剣道と個々人との関わり、彼らはいかにして剣道と出会い、そして付き合ってゆくのか。「タマちゃんを見て胸がドキドキしない子なんていないよ!」という言葉の通り、疑いもなくその象徴はタマちゃんである。そ、彼女こそが剣道なのだ。彼女の前では小川真司先生だって「子」なのだ。だって彼も昔はそうだったのだから。


雨上がって後の剣道シーン、この作品はやはりこういう所で手を抜かないね。東さんとの闘いは、一瞬の攻防を上手く描写していて迫力があった。これは東さんも剣道に復帰したくなるわな。…なんて言いつつ、その表現が「タマかっこいいー! タマ気持ちいいー!」だってのもこの作品らしいや。もっと打って下さいもっと見て下さい。マゾいなあ。


●新番組、ARIA The ORIGINATION。めんどくさいのでARIAな、もう。てことで地上波三度目かしらね。総作監は毎度々々違うけどフォーマットと設定は一緒、ってェのはちょっと面白いような気がせんでもない。内容はまあ、全編のんびりと恥ずかしい台詞とシチュエーションが横溢する期待通りのアリアではあります。初っ端ってことだからか作画も良いし、キャラ紹介編としてもよく出来てるし、安心はしますな。


主役三人の娘さんたちは割と久々だけど、もうある種の「貫禄」みたいなのが出てきましたね。それは老成ってこっちゃないのでエエですけど、何ちうか本編の主題である「未熟とは可能性であること」というテーマと照らし合わせてちょっと面白かった。うん、エエ演技してますけどまだまだの心持ちで行きましょうぜ、とか現場でも言うてるのと違うか。…あとはまあ、過剰に和風に行かなければ良いなあ。個人的に。