銀魂/狼と香辛料

銀魂94話。アバンの線撮りバカ話はネタこそそのまんまの楽屋オチだけど、その「楽屋テイスト」の自然な濃さがどうも妙なグワイで面白かったっすよ。新八も普通に「これはバンクです」とか言うな。…あと、昨今の類似ネタよりもまず「これが動撮だ!」@ザブングルを思い出したのはワタシがただのトッショリだからです。


さて本編は「それでもマダオはやってない」てなお話。基本的には痴漢冤罪がベースの法廷話なのに、争いの焦点が「婦女子にキン肉バスター」だってのがどうにもこうにも救えない。マダオさんはホンマ、こういう救いようのない話が似合うよなあ。どこまで行っても情けなさの抜けきれないという立木文彦の演技も見事。…しかし芳賀検事…って、エエのかその名前?


狼と香辛料7話。秤をめぐる駆け引き、あるいはホロの尻馬に乗るロレンスというか狼の威を借る商人というか。インチキを暴露する際のホロ、あるいは弱み握って商談を有利に進める時のロレンス、いちいち芝居がかったト書きの羅列でなんか面白い。これは原作読んでるともっと感じられる味なんだろうかな。


…とまあ、そんな要素を差し置いてのホロさんオンステージが楽しいのは相変わらず。しっぽをメインウェポンとした媚び攻撃とは手厳しい。テメエもっと財政考えれ足し算くらい判るやろ、と言われてしっぽいじりつつ「んーふふん、判りんす」の小清水がかなり強まっていたなあ。あと桃のコンポートに狼まっしぐらのご様子とかね。


良き羊飼いとしての「魔術師」は次回以降。さてどういう話になるやらはおいといて、この性別不詳ネタって英語訳にしたら一発でバレちゃったりするのかしらん。