DtB

●OPは歌ナシのアバン状態である。ここでテンプレ通りに死亡フラグを立て、そしてキッチリと自爆する池田勝を筆頭に、宿敵の耳トンガリさんやら猫さんやらと連続退場。…その耳尖りやアンバー側の卵男・裸女など、もうちょっとドラマを掘り込んで欲しかったキャラも多かったですけどね。あとこのタイミングで再登場かと意表を突かれたファイアスターター娘も、出たとたんに死んじゃったし。


とまあ、いかにもラス前な「ああ、こりゃのっぴきならん」てな展開は丁寧かつ上手い、かな。契約者側は心を持つように見える一方、人間側(三木メガネと家弓ジジイ)の方こそ人間らしさが希薄であるように描かれているという皮肉描写も判りやすい。うん、ちゃんと通俗ドラマしている。こういうとこは外さないねえ。


戦争状態の首都というのは前にもあった要素だけど、今回は廃棄された地下鉄というさらにパトIIな材料が出てきましたね。でもワシはそれ以上に、(ドール同士の)リンクこそが本質であるというギミックと、逆行加齢してゆくアンバーさん*1の二つ、これがなんかハイペリオンっぽいなあと思っちゃったですよ。ま、偶然だろうけどさ。…そういやあの三木メガネはアルベド顧問官っぽいかな。

*1:レイチェルさんは年齢とともに記憶まで退行していくとこが違いますけど