ギガンティック/コードE/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ15話。米国登場編であってああ、残念ながらマスクヒーローじゃないが声は玄田哲章なのでまあ当たりだ(そうか?)。メカデザインは…なんと村上克司か。これは意外な所からと思ったが、いや正当ロボ師とも言える氏の起用は必然のような気もしてきた。とりあえず微妙にもっちゃりしたデザインはなんとなくアメリカっぽいような気もする。


米国の属性は物量と政治力。それはエエけど演説などの描写がねえ。カッチリした状況でも何かこまっしゃくれた知性を出さずにいられないのがアメリカ演説イズムなのに、あの演説じゃほぼ共産圏じゃんすか。行き過ぎた正義オブセッションキャラという描写はともかく、アメリカっぽくないのはなんかかっこ悪いっす。


ロボ戦は毎度のワンパン決着なので特に何もなし。まァパリ砲みたいなのしか武装が無いロボが近接戦闘に入られた時点で終わってることは終わってるんだけど、この作品に限ってはそういう問題でもないような気もした。


CODE-E・2話。カラダ目当ての兄さんに言い寄られたパウリ効果娘さんが、あまりの剣幕にオッケーしちゃうまでの話。いやマジで具体的な翻意ギミックはほとんど無く、メカフェチ兄さんは単純に「貴方の体が体が」言うてるだけなのだ。…ラブラブ経験値の薄いワシにはよう判らんけど、ホンマはこういうのがリアルなのか?


描写としては「マッドサイエンティスト」なのだろうが、どっちかっつーと単に平面的な人格と言うべきか。「何故科学について判ってもらえないのか」じゃなくて、それは貴方が判ってもらえてないだけであーるよ。何故か通っちゃったけど。


それはさておき、引き続き着実な作り方であってワシの如きおっさんとしては見やすいです。曖昧な鼻と小さくて寄り目気味な瞳という、ちと古臭いデザインであるのも見やすい理由の一つかも知れない。…しかしそのう、前回言い損ねたけど、ED曲はなんか微妙ですね。名塚さんだったのか。


銀魂65話。開幕いきなりの蟲バトルシーンはフェイクとしてかなり高スペックであった。いやいや判ってますよ騙されてませんよ? 判ってるけどでも、万一を疑いかけてしまうくらい手抜きの無いCGバトルだったなあ。


てことで今回は蟲キング話。骨格としてはオーソドックスなコメディ譚なんだけど、要所に突っ込まれるバカノリといい、ムダに無意味に突発的にはっちゃける作画といい、加速度的に際限がなくなる展開といい、実にこの作品らしいしょーもなさで満足であった。そんであの酷いオチである。若本見事。


…フンコロガシは糞喰ってるので自給自足じゃね? ってのは部分的に間違ってないんだよな、確か。でかい糞取ってきて巣にこもりつつ糞をして、その上でテメエの糞も喰ってたりするんだよな。リサイクル精神の権化である。エライよね。ね。