●機神大戦ギガンティック・フォーミュラ8話。前回見逃したのでよう判らんが、この「よそん家覗き込みシリーズ」はしばらく続くのだろうか? この覗き能力は今んとこ主人公側の物語にほとんど寄与しておらず、まァ今後関わってくるのだとは思うが、このまんま「脇道話するのに便利な道具」扱いだったらずっこけるぞ、ワシ。
てことで今回は英国パイロット編である。ギリシャ編では割と普通の青年達だったけど、英国では貴族と執事。うーん、どうもキャラ設定が思いつきっぽいなあ。話の流れ自体は興味深かったと思うが、やはり性急であるように思える。ノブレス・オブリージュについて語ったら一気に心を許す…なんてのは、イギリス人に対する偏見に近ないかェ? ま、エエけど。
スワさんはいちいち声に出して独りごちるクセがあるようだ。ちと違和感があるように描写されてるのが却って「ああ、そういう人なのだな」って感じはする。…今までもそんなんだっけ?
●ウエルベールの物語8話。ゲルニア変態閣下は事もなげに自らの悪行を認めるのである。物事には裏もあれば表もあるのだ、と。しかしガラハド隊長はモヤモヤと納得いかないのであって、結局「ワシにはオモテしか無いんじゃーい!」とて出奔してしまうのであった…という。色々と面白げなドラマが起こってきて面白げだな。やっぱり話の細かいとこはザルではあるんだけどね。
冒頭早々の「目ん玉くりぬき死体」の絵。これは割と大胆だなあと思ってたら、その死体がいきなりリタ姫に変化して「ゆーたいりだつー」、というイメージシーンにジョウドロップでした。なんじゃこのシュールな絵。ステキ。
字が書けないので姫に代書してもらい、文言を伝えながら勝手にテレてるティナさんがやたら可愛かった。多分アレだぜ、ティナの相方野郎もご同様に読み書きには暗かろうからだぜ、誰か読めるヤツに代読してもらってやっぱりテレるんだぜ。エエなあ。
●銀魂58話。何やらキナ臭い予告の通り、開始早々血と刀が跋扈するシリアス目な話。話というよりはそういうシリーズなのだろうな。問答無用で死んでしまう(たぶんホンマは生きてるかなんかだろうが)桂さんのシーンは「マジですよ」という目配せとして効果的だった。
全体に作画も気合入ってて、岡田と銀さんとの切り結びも超人バトルっぽくて良し。荒いタッチの刀とかよく動く振り付けとか、エリザベスの「こんな作品だっけ?」という突っ込みがちゃんと機能してましたね。…ただまあ、アバンのイメージシーンの誘蛾灯がエエカゲンだったのはちとナニでしたけど。そこはもっとそれっぽく、さあ。