自由連想式分裂文

●画像は例によってよく判らない。なんか天使っぽい人。

なんで片翼かというと描くのがめんどくさかったのだと思う。…っかしいなあ、最初は何か土木作業機械っぽいモノを描いてたはずなんだけどなあ。筆まかせ。


●エンジェルと聞くとなんかスカした感じですが、エンゼルとなると一気に親しみ易うなりますな。金のエンゼルとかエンゼルマークとか、なんとなくお菓子がらみの単語が多いせいかも知れない。これが「銀のエンジェル」とか「エンジェルマーク」だと違和感アリアリ。ここは是非とも「ゼ」と読んでいきたい。


●デビルの訳語としての「悪魔」はなかなかストレートでスゲエと思う。即物的というか何というか。元単語のdevilが想起させる「Do evil」って感じがよく出てるとも言えますけどさ。いや、語源はevilとは全然関係ないのだけれど、そういうニュアンスがね。


柳瀬尚紀が「evil=live」を「咎=各人」と訳したのはジョイスの作品だったっけか。この方の翻訳方針に全て賛同するワケじゃないけど、こういう粘り腰な凄さ見せられると認めざるを得んわなあ。だから「消失」*1も翻訳してください! 是非日本語で読んでみたい! あるいは「残像に口紅を*2を英語翻訳するとか! 柳瀬さんならできる! 知らんけど!

*1:ジョルジュ・ペレック。作品中に一文字も「e」の文字を使っていない超絶バカ小説。さらにバカなことに、ギルバート・アデアという人がこれを英語に翻訳している。素晴らしすぎる

*2:筒井の小説の中で一番好き。理由は最もバカだから