ギガンティック/ウエルベール/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ5話。あ、学園生活ってのは初お目見えかな? 主役二人がロボ乗りだってのは周知の事実のようで、割と皆さん軽ゥく接しておられるな。あんまり学校がらみのエピソードって多くなさそうではあるけど。


てことで息抜きのピクニック回、のふりをしたカウンターテロ組織「ニンジャ」の紹介回、と見せかけてやっぱり息抜き回。組織の能力は高いんだろうけど、それにしたって超貴重なパイロットたちを囮に使わなくてもええんと違うかな、って気はしますがね。しかし、パイロットたち(除くスワさん)の得物のバラエティは楽しかったなあ。中国奥さんの「でっかいチョーク投げ」みたいな技が好き。


藪野キャラはどうやら苦手な方が多いようで、今回もなんか中途半端な絵だった感じ。アニメート技量そのものは低くなく、やっぱ単純に描き辛いデザインなんだろうな。


ウエルベールの物語5話。先週見逃したので娼館ではどーだったのかよく判らんが、とにかく旅はなんとか続いてるみたい。さて今回は運び屋さんたちと一緒に国境破りのご一席。


馬車せっくすのお二人さんを脱出のダシに使うとか、アクシデントではぐれて気を揉みつつも状況変化に対応してゆくティナさんとか、アッケラカンとしたディテイルは割と楽しい。後者の離別問題は、結局姫様がバカを承知で探しに来るんだけどね。


「助けた人間に裏切られた」というヤな感じのエピソードを、「あんまし責めないでやってくれ、薬もらったんだからチャラだよ」という視点で再構築するティナさんはエエ人であるな。ちゅーかこの辺、容赦ない様でユルいとこはユルいこの作品らしさがよく出てたと思いました。


銀魂55話。母ちゃん来襲話後編。話的にはオーソドックスな人情話であり、これは母の日に合わせて持ってきたって所かしらね。ちょっと面白かったのは敵役たるヤクザ屋さんを「痛み分け」みたいな形で引かせたことで、度を越した犬好き性格などのパーツもあいまって割と多面性が出ていた感じ。再登場でもしはるのかしらん。


作画はかなり質の高い手際でして、見ていて安心できるデキだったなあ。派手というよりは「動きを適当に誤魔化さない」という意志が感じられた。ここ何回かで一番好きかも。