武装錬金/蒼天の拳/銀魂

武装錬金25話。やっべ、録画ミス! 慌ててアレをナニして補完する。良かった良かったへっへっへ。


てことで白昼の残月に吼える斗貴子さんは、はいてないしつけてない状態でパピヨンとの決戦へと向かう。パピヨンさんの「代わりなどいない。お前にはムトウの代わりがいるのか」という血の叫びは良い愛情表現やね。


という最終回へのつなぎとしての戦闘シーンも然りながら、じっくりと「カズキの居ない世界」を描き出す前半パートがなかなかの見所になっていた。最後まで妹さんの声を入れないという演出も正解。演出だけじゃなく作画リソースもかなりリキ入れて投入してるので、アクションの少ない日常風景ながらとても画面が豊かでしたねえ。自転車の将棋倒し絵が地味ながら手間かかってたな。


次週最終回、フルスイングのベタ話を拝めそうな予感であって期待しております。…しかし召喚ザコの四人さん、わざわざ豪華声優を呼び戻してんのな。「通さないー」くらいしか喋ってないのに、贅沢なこっちゃで。


蒼天の拳最終話。なんかしらんがでかちちの友人姐さんが急に暗躍し出したので、玉玲の記憶が戻ってめでたしめでたし。最後に取ってつけたように北斗百裂拳が見られたのはまあ、有難い。


総評。まあ何だ、絵がアレでも今川的ハッタリ展開が楽しめれば良いやと思ったんだけど、それも少々不発気味だったような感じ。特に後半に入ってからは「玉玲さんの記憶が戻るか否か」という話になりましてですね、これがあんまし物語の牽引力になってなかったんだよな。だって割とどうでもいいんですもの。それこそ記憶が戻らなくても新たに人生を歩めばいいんだし、ね。


山寺宏一北斗神拳使いは、流石の芸達者だけあってほぼ問題なし。久川綾のちょいとトウの立ったヒロインは、まあこの作品の大時代的なカラーには合ってたのではないでしょうかね。うーん、声優演技は見事だったけれど、やっぱそれ以上はちょっと評価しにくいな。てことでじゃまた!


銀魂48話。Aパートは銀さんと土方さんが張り合うだけのお話。とにかく両者の言葉によるバカバトルを堪能するという、まあそんだけの正しい作り方であります。「ねおじさん」近辺のエスカレートぶりがすごく楽しかったなあ。


Bパートは更にアクション偏重話…かと思わせて、珍しくしっとりとしたエエ話のままで終わりましたな。路地裏広場の限定空間でのバトルってことで、何となくムテムスのエピソードを思い出した。喪主挨拶する藤原啓治の、極めて自然なテンションがなんか心に残るね。西村知道ってすでに出てたような気になってたが、これが初回だっけ。まいいや。


こないだ全話見た後で言い忘れたけど、このアニメに出てくると、どんな人もちゃんと「銀魂」のカラーになるのが面白いですね。一番印象的だったのが緒方賢一のバカサンタでした。もの凄く見事な間合いのツッコミ連打で、かなり感心しましたよ。あの顔とトシでねえ。顔は関係無いか。