コードギアス/地球SOS/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ18話。スザクさんゲット大作戦。暗殺じゃダメだ、正面からガツンといかねばならぬのだ、ってことなんだけど、まあエネルギードレイン兵器という少々卑怯な手も使うんですけどね。


スザクさんが当作品のヒロインですよ、という構図が良く出た回だったと思う。クライマックスの愁嘆場みたいな説得シーンもそうだけど、CCに「何故ギアスを使わないのか。意地か友情かプライドか」と訊かれて拗ねたように「…全部だ」って言っちゃうルルさんね。ある種の方々には身がキリキリ捻れてしまいそーな萌えシーンだったのじゃあるまいか。どうか。


一方で白鳥の人はまーた妙なフラグが立ったなあ。メガネ変態同士気が合うのではなかろうか…って、マオさんのときもそんなこと言ったっけ。まいいや。あと今回はまた、日常仕種にキュキュッとしたデフォルメ動きが付いてて面白かった。


Project BLUE 地球SOS・7話。決死のロケット打ち上げ作戦は、多大な犠牲を払いながらもなんとか成功する。ナトリウム弾の「大花火」が炸裂してからわわわっと地球に光が戻る、という展開はなかなかキモチ良かった。しかし、花火がちゃんとオレンジ色だったのは律儀やね。ナトリウムの炎色反応。


しかしどんどん死ぬアニメですなあ。前も言ったけど、古いSFマンガ的には正しいものの、この質で描写されるとちと生々しい。まあ、その上質さのおかげでインヴィンシブル号の勇姿とかものすげえ盛り上がったのではありますがね。そういう古臭い良さと今風のセンスと、バランスがなかなか難しいところだ。


てことで、今回も古臭いセンスオブワンダーは満載。まずはあの六脚戦車…ええと、トライポッドじゃなくてヘクサポッドと言えばいいのかな。最後に中の宇宙人が出てきて死ぬのはお約束。それから実験室シーン、ガンマ線照射ボタンの隣にあるのは「オメガ線」だ! かっちょエエなあ! 古い定番描写で言えば「塩が敵の弱点だ」ってのもそのデンやねえ。火星人はカントリーに弱いぞ!


ケロロ軍曹モンスターハンターアリサさん再登場である。宇宙人を狩り続ける彼女の正体は、なんだかゴスいお人形さん。冬樹さんという触媒によって、彼女はとうとう人としての本質を得るにいたるのであった。めでたしめでたし…って、狩られる側の宇宙人からしてみればたまったもんじゃねー話ではあるな。


素直かつストレートなお話はいいが、ちょっとベタ展開過ぎたか。まあこれは、ひねくれた話の好きなワタシの無いものねだりですね。にしてもノントルマの人魚さんとアリサさん、新旧の冬樹さんラヴァーズが両方登場したんだから、鞘当かなんかあんじゃねーかと期待したワタシはバカですね。ええ。


やたらに物騒な宇宙ヘルシング教授に広瀬正志。脳が脳が痛ぇ、とか定番ギャグのサーヴィスあり。ラルもどきのアニメ監督さん以来の登場かな? もっと出演してはる?