ドラクエVIの怖い話

ドラクエの6。一本ドカンとふっといスジのある作りじゃないので、これはやっぱりちまちま遊ぶのがベストの作品なのかもしれない。おかげで、昔クリアした筈なのにまーったく覚えてないのは良し悪しですがね。…単にワタシの脳味噌の問題だという話もある。


割ときわどい描写を挿しこんでくる本シリーズだけど、今回のはセクシャル方面に振った台詞がちょろちょろ見られてなんつーかかんつーか。


●「囚われ」のお姫さまを救い出す若き王様のイヴェントがあって、やっと解決めでたしめでたし。城の人々に話を聞いてると、ある御婦人仰るに「本当にお二人の仲の良いことといったら…」と。「別に普通の台詞やん?」ってお思いでしょうが、この御婦人って王のベッドメイキング係なのよね。生々しいわ。


●暴虐と蕩尽の限りを尽くした先代の王、薨って後に賢王が統治するある国家。今はとても落ち着いた良い国なんだけど、城に登ると先代の負の遺産がそこここに残っている。王座の裏手に階段があり、そこを下るとやたら大きな部屋に出る。掃除してるメイドに聞くと、今はここは使われていないがと前置きした上でこう仰る。「見て判んない? お風呂場と寝室よ。「特別」のね。先代の王様の頃は毎日使われてたんだけど」


さらに地下に下れば奴隷部屋。今は何も無いが、昔はここに大量の女奴隷が繋がれていたという。そして美しすぎる奴隷は別室にて殺された。皇太后(先代の王妃)の嫉妬の産物である。皇太后は現在半幽閉の身であり、「王は今旅行中なので自分が国を治めている」「地下にはわが夫を誑かす魔物を閉じ込めてある」と妄言を吐き散らすのみ。…こ、怖ェなあ。


●とまあ、結構印象的なエピソードも多いゲームなんだよな。すっぱり忘れちゃってたってことは、昔やった時にはよほど流してゲームしてたってことか。SFC最後のドラクエであり、少々変化球気味ではあるけれど、うーん、おっさんがちまちまやる分にはエエゲームじゃないか。…未だにハッサンの小顔ぶりには馴染めないけどさ。