Blood+

Blood+46話。サヤはハジに言う。「私が全てを終わらせたら…」。「殺してくれ」なんだろうな、と思ったらその通り。ハジとサヤの関係は共依存に近い。そこにカイ兄さんの介在する余地はあるのだろうか。サヤにとっては保護対象でしかないカイ兄さん。さて。


…という、ちょいとゴチャつきつつもあったかい人間関係の話と、ディーヴァ側の不吉な話が並列する回。サヤサイドでは、とにかく小清水の世話焼きオバハンキャラが面白かった。いや、面白いっていうか寅さん的ペーソスというか、とことん損な役回りよのう。お前だけはしわわせになれよ。父ちゃんそう思うよ。


ディーヴァ組も色々イヴェントがあるんだけど、打ち倒されたソロモンはそこだけ別のアニメみたいなボロ雑巾ぶりでちょっと笑ってしまった。不器用というより、ちょっと悲惨キャラになってきたなあ。


量産戦士の売込みでおフランスの人と交渉する米国高官だが、いやー、最近ここまでわっかりやすい悪役台詞もありませんなあ。ノリやキャラはほぼ悪代官と越後屋である。ちょーっと頭痛いぞ。頭痛いといえば、ジュリアさんがユングとかシンクロニシティとか言い出したときにも「うへえ」と思ったが、語られる内容は予想を越えて頭痛かった。「特製チョコバー喰ってディーヴァの歌聴いた人はモンスター化する」ってのがシンクロニシティすか! ユングユングの批判者も泣くぞ?