メタルマックス・お大尽への道

メタルマックス2は粛々と進んでおります。今は四人目の面子であるソルジャーさんを仲間にしてしばらく経ったところ。主人公の亡くなった庇護者が女性戦士だったので、この若い女性ソルジャーにもそういった影を見たり…という展開になかなか行きにくい、出会って仲間にするまで二回も「死亡→バカ科学者による蘇生」をしてやんなきゃならないお人である。エエなあ。


あと、ボロマンションに女を囲いました。まァたこの「マリリン」さんがホンマ、絵に描いたようなダムブロンドにしてカネをつぎ込もうと思えばいくらでも吸収しちゃうようなキャラなんだよなあ。SFCの限られた表現能力のおかげで、妙にドライで愛想の無いマリリンさんが「あー、ワシひょっとしてエエようにあしらわれてる?」とかいう印象になったり。エエなあ。


あーあと、踊り子時代のマリリンさんにちゃんとフレンチカンカンのドット絵があんですが、ペチコートのケツを出す絵まであるのは担当者のバカ執念を感じました。古臭いお色気って、エエなあ。

憎きテッドブロイラー

●当世のゲームシーンは銀河の配管工とかエースでコンバットとか色々と賑やかしいようなのでワタシも久々にソフトを購入してみる。SFCメタルマックス2。中古で390円。おお最先端。実はこの有名シリーズを初体験のワタシであり楽しみである。裸ソフトでマニュアルもないけど、まあ最悪ネットで何とかできるだろといい加減な気持ちで居ります。


本体に刺さりっ放しのシレンを抜いてゲームオン。オーン。…接触が悪いな。接点をはーはーして再度オーン、おし立ち上がった。プロローグは「初っ端に全滅」というパターンだな。仲間を失いいきなりこの無常世界に放り出された形の主人公だが、亡くなった庇護者が女戦士ってのがなるほどのオリジナル風味ですな。その他にも噛みかけのガムを「まだ甘いよー」つって売ってる奴とか木賃宿の虫に痒がってる奴とか、最初の街の時点でかなりのダメ世界観が嬉しい。まだ戦闘も何もしてないけど、ゆったりと進めてみますか。


ただ、上記の通りの接触不良気味コンディションが不安要素だな。7割がた進んだところでセーブデータがパー、なんてなことにならねば良いが。あ、今ワシ自分でバッドフラグ立てた? 立てちゃったの?


●一旦引っこ抜いたシレンもまだやってますよ。ああ惰性って楽しい。んでこれまた久々に攻略本見てたら、後ろの方に謎の写真があるのに気づく。

シレンの姿がゴツい風来人のドット絵に変わっているという。いや多分、つかみ取り店やパルテノスXみたいな「開発途中でボツった要素」だとは思いますけどね。ソフト発売後に出た公式ガイドに載ってるのがちと面白かったもので。しかしワシ、今の今まで気づかなかったなあこれ。

タイガージェノサイッッッ

●しばらくドリームキャスト(以下ドムャス)を立ち上げていないなあと思ったのでカバーあけてみたらカプエスの2が入っていた。お、割と意外。パンフロかアスカでも入ってるのじゃないかと予測してたんだけどな。別に心底どうでもいいか。


てことで久々にチラッとカプエスをやってみる。んー、やっぱワシこのゲームは好きだなあ。バランスがどうのこうのはよう判らんが、とにかく「楽しいお祭ですよ」という雰囲気がバシバシ伝わってくる。残念なのは2作で終わったことであり、カプコン格闘は三作目からの格言にもある通り*1次回作に期待してたんだけどな。風の噂にもう同社にはドッターは居ないと聞くし、これが時代の趨勢ってヤツかしら。ちなみにSVCはやったことないです。そのうち買ってみたいなと思いつつ今に至る。


このゲームについて一つよく判らんとこがあって、それはカプ側のキャラドット絵。前作に比べて全体的に縮んでますよね? 95%くらいに。元から「ちょっと小さ過ぎね?」って感じだったモリガンさんなんかエライことに。全部ドット打ちなおしってワケでもなく、ツール使って縮小したような荒さがそこここに見られる。はて、何ゆえ? エス側との比率調整とかの理由かしら? 


この縮小はリュウやベガなど、前作カプエスで新規にドットを打たれたキャラには及んでいない。よって本来ヒョロ長キャラであるはずのサガットさんなど、宿敵リュウと対戦した場合の威厳がずいぶん減っておられる。これがねえ、どうもねえ、気にかかるんだよねえ。サガット好きだからさあワシ。あと対ライデン時のザンギも気になるねえ。


●今回ボヤボヤやってて遅まきながら気づいたが、このサガットの声もカプエス時に新録したものみたいですな。台詞自体はそない変わらないんだし、ゼロシリーズのを流用しても問題なかったろうに、そこらへんは良心的。ちなみにこの野太い声は三木眞一郎。彼の経歴の中では飛びぬけて異質ですよなあ。それと知ってても判らんぞ、この声。声優さんって凄いね。

*1:無い

ダンマスでウフー

●ちまちまとやっていたSFCダンジョンマスター一人旅であるが、プレイヤーキャラさんの各々の技量レベルが全部◇(イー)マスターになったのでこのへんが潮時なのかしらんと思った。残りのレベル名はあと、)-(パル)マスターに△(モン)マスターにアークマスター。たかだか3レベル程度じゃんとは言いますがね、このゲームの次レベルへの必要経験は倍々ゲームなのよ。つまり)-マスターになるにはゲーム開始から今までやったことの倍の行動が必要となる。それは…流石にめんどっちいやなあ。


世間には四人パーティの全員の全技量レベルをマックスにした人も居るのですがね。ちょっとだけ気は遠くなるね。ちょっとだけね。


●このゲームには結構シビアな時間経過フィーチャーがあり、ほっとくと喉が渇くし腹が減るしで衰弱死しちゃうので、食糧の確保は最優先課題の一つである。ダンジョン内に落っこちてる食糧は当然限りがあるので、最終的には何箇所かある「怪物が湧き出てくる場所」が命綱となる。そ、怪物斃してその屍骸を喰らうのね。叫ぶ巨大ブロッコリのスライスとか獰猛暴虐巨大ネズミのもも肉とかね。


そういう細かさが存在するとですな、ワタシはもっと他の部分のリアリティもだんだん気になってくるのな。食材があるだけでは困るだろうな、多分あのもも肉はローフルイルのファイアボールで焼いて喰ってんだろうな、とか。てことでですね、今ゲームのキャラが拠点としている場所の近場にですね、トイレにエエ感じのピット(落とし穴)などが無いのでなんかかわいそうだなあ、と思ったのでした。おわり。


…という感じの絵だと思います。

サンダー大江戸Aチーム

●こないだ後輩どもに会った際、一人がDSを取り出して言うに「FFタクティクスですよ。やってみます?」と。すまんなあ、ワシはシミュレーションってカラキシなのだ。それがヘックスだろうがスクエアだろうがペンタだろうが(それは曲率の無い平面状では無理です)、ああいう頭使って構築していくゲームって軒並みダメなんだよね、と。


そう言うとかの後輩氏、「そうですか? おかしいなあ、アンタはシレンとかトルネコとかやるじゃないですか」と仰る。…はて? ローグライクってシミュレーションだっけ? どうやら彼の中では、「ターン制でユニットを動かして進めていく」という点に於いて両者は同カテゴリであるという認識らしい。そう言われてみるとそう…なのか?


●実はワタシ、件のシリーズは一作だけやったことがある。それも根元も根元、SFC伝説のオウガバトル」だ。この時点で既にものすげえヴィジュアル管理がなされていて、後のシリーズのカラーの萌芽が確認できるのではないだろうか。


「どんなゲームですか」と訊かれたので答える。そうねえ、だだっ広い平面マップ上で自軍のユニットアイコンがじわーーーー…じわーーーー…と動いて、相手のアイコンがじわーーーー…じわーーーー…と動いて、かち合ったら殴りあうゲーム。面白いんすかそれ? うーん、まあ面白かったよ?


このゲームにはサウンドテストモードが付いてて、当時のソフトとしてはかなり雄大な音曲が自由に聴けたのがありがたかった。音曲タイトルのバカ加減は続編などでも継承されているのでしょうか。メインBGMの「サンダー・大江戸・Aチームのマーチ」、アレはサンダーバード大江戸捜査網特攻野郎Aチームに似てるから、でいいのでしょうか?

帰ってきたダンマスでイヤー

●DMが好きである。いやダイレクトメールじゃなくてダンジョンマスターである。んでTRPGの親玉役じゃなくてFTLのゲームである。リアルタイム3Dダンジョンゲーのハシリと言われた、アレ。


ワタシが好きなゲーム傾向の一つに「何らかの法則を持った箱庭世界ゲー」ってのがある。アトラスとか塊魂とかが該当するのかな。このダンマスはその種の典型の一つであった。物を投げれば飛んでって落ち、落ちたらずっとそこにありつづける。壁向こうのミイラ男の跫におびえ、飢えた長蟲をドアの向こうに締め出してホッとする。腹がすいたら巨大ネズミを斃してその死肉を啖い、その隙に背後に現れたネズミの仲間に啖い返される。余分なムービーや台詞なんかほとんど無く、ただ無機質なサバイバルの無間地獄があるのみ。ああ、そんな小粋な箱庭世界。


クローンソフトのRTCも楽しんでやってたのだけど、刷り込みってんですかねえ、やっぱSFC版への思い入れが高いんだよな。確かにトロいものの、そのトロさも戦術になるしね。


が、ワタシのSFCダンマスはもうダメちんなのだ。電池が無いのか接触が悪いのか、SFCカートリッジのクセして途中で落ちたりする。セーブデータはパーだ。トホホ。カートリッジ開けて電池換えたろかとも思ったが、中古50円となりゃええい、もう一本買っちゃえ。


…ああ、久々に「途中で落ちないSFCダンマス」。もうそれだけで幸せ。とりあえずヒッサー一人旅で行くのだ行くのだ。スクリーマーをスライスしてフルイル唱えてピットに落ちて。ああ幸せだ。


これキッカケでネット上を検索して色々知る。イアイドーさんの名前の由来が「居合道・流刀・血振」だってのはウィキペたんに載ってるので知ってたが、アジジ・ジョハリさんってそういうプレイメイトさんが居たのね。そうかあ。あと、ダーペアにも「アジジ・ジョハリ」って都市が出てきたらしい。また狭いとこから…。


●関係無いゲーム話。FF2でパーティアタックはダメ攻略法ですよ、っての。
http://d.hatena.ne.jp/Iron-9/20070611/ga
…そだったのかあ! 当時「それしかねえ」と思ってたよ。二十年目の真実、かなり目から鱗でありました。

アトラスっつってもそっちじゃなくて

●ちうことで、二代目SFCを駆って「ジ・アトラス」をやっている。おおかた終わっちゃったので地図埋めに向かって消化試合的なダラダラモードに入ってますがね。接触の悪さや電池の消耗を考えてターボファイルを併用していたが、異常終了等はほぼ無かったな。まだまだ遊べそうな勢いではある。


●元々「アトラス」シリーズはドメジャーゲームってワケでもないが、それでも続編以降の作品群の方が有名だと思う。ワタシは「ネオアトラス」までしかやったことないけどね。2や3もそのうちやってみたいものだ。


アトラスシリーズの基本は同じ、大航海時代リスボンから探検船を派遣して世界像を確定するゲーム。派遣提督の報告を聞き、それを信じるか信じないかで世界地図が変わってしまうという、虚構が現実を侵蝕するようなギミックが一番のウリでありますな。


ゲームのデキとしてはPS以降の「ネオ」シリーズの方が上だろうが、どれが好きかと訊かれればワタシは初代アトラス(PC版は未経験だけど)なんだよな。アトラスの肝ってのは上記「虚構の強さ」だと思ってるワタシなのでな。カッチリまとまったネオシリーズよりは、虚構性の強い初代こそがその白眉だと思うんじゃよね。


初代が好きである要素の一つに「都市名や現住生物のランダムジェネレート」がある。例えば生物なら「ダイオウラクダ/長い首と足を持つ。普段は木にぶら下がっており、天敵に追われると水中に逃げる」とか、その特徴等を勝手に作り上げちゃうのだ。ランダムだから相当バカ動物も発生するし、意外にありそげな動物も居たりする。この玄妙さはちょいと捨てがたい。


羊皮紙っぽいセピア画面といい、「これが俺か」とゲンナリするような主人グラフィックといい、何となく夢の話っぽい捉えどころの無さがある。こういう「脳の奥にこびりついてしまう」ようなゲームはどうしても偏愛してしまうわな。てことで、ワタシは今も提督を使役しているのです。…あ、PS3ネオアトラス3はちょっとやってみたいなあ。処理が遅くてかったるいとか聞くけど。