ラジオとアイスの日記

●メーカー修理に出してた安ラジオが戻ってきた。AM回路が初期不良だったってことで、商品まるまる新品になってた。相談の通話料金(スマホだとカネかかんのな)とかもろもろ余剰の出費はあったが、とりあえず正常な形に戻ったってことでよしとする。

電源つないで運用してみる。いやあ、こんなちっこい機器でリアルタイムの全国音声メディアにアクセスできるってのはなんか楽しいものだね。今となっちゃスマホなりでほぼ代替可能とはいえ、この比較的単純な機器…勉強すればテメエで回路組めそうな(いや私ァでけんけど)物体で、ずうっと音声が聞けるってのはそういうのとは根っこの何かが違う気がする。

自分自身まったくラジオ文化圏の人間ではなかったのでここからの日常的進展はなさそうだが、コイツは確かに若い頃に経験してたらハマっただろうなと思った。その雰囲気というか匂いを感じられたという、そんな気がしたってことで。そういうアレ。

●スーパーでハーゲンダッツのクリスピーサンドが安売りで100円台後半になってた。安い…! おまけにフレーバーも癖のないベーシックなものだ。こんなもん買えば買うほど得というヤツだ。アイスは冷凍してる限り賞味期限が無いというし、りろんてきにはここにある分ぜんぶ買ってって冷凍するのがベストということに…いやウチの冷凍庫のキャパが足りん。くそう運命め。

いろいろ高等算術もて計算した結果、3つ買ってきて冷凍庫に放り込んだ。これでよし。願わくば酔っぱらて帰ってきて翌朝気付いたらぜんぶ無くなってた、とかそういうことがありませんように。

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・26話。初っ端からすげえエフェクトの嵐で、フリーレンという強大な存在が存分に力を行使したら一体どうなるのか、ということを絵で示すに十分な説得力。アオリ視点で今まであんまし見たことない、冷徹なおっそろしい表情してるフリーレン様がいい。あとロックゴーレムっぽいの出てきてロボアニメになった。原作もこうなの?

フリーレンとフェルンのボスバトルの為に時間稼ぎするその他御一統。その中でユーベルの描写が詳細で、このトボけたお嬢さんがどんなけ異質な精神構造をしているのかが語られる。つまりは「あまりに思い込みが強すぎて常識が効かないレベル」ってことですね? それで切れると思ったら絶対防御だろうが切れる、ってのは凄さと脆さが表裏一体だわな。アンバランスさがこの人らしい。

クライマックスのフリーレンレプリカバトルも引き続き大盤振る舞い。魔王討伐以来の大技まで繰り出すという勝負だが、あの魔法…フェルンが童夢やられで吹っ飛んだあれ、何なんだろうね。フリーレン様にはまだいろいろ奥の手があるんだろうな、っていう底知れなさが垣間見える。そういう派手なとこだけじゃなく、二人でブリーフィングしてるシーンのフリーレン視点でのフェルン、妙に細かい…というか人間らしいゆらぎのある動きで面白かった。…あとまあ、ラストフロアにゴールデンミミックはうん、ひどいよね。やっぱりラストフロアにこっそりミミック置いた方が効果的だったんじゃないか?

薬屋のひとりごと・21話。恋路に迷うリハク氏の話。彼のオキニである娼婦・パイリンねーちゃんをなんとか身請けしたいのでいろいろとマオマオに詰め寄るのである。脳筋で単純でスレてない彼の性質は…どうだろうねえ。人生経験足りないとされるか、あるいは純粋と見てもらえるか。

マオマオが仲を取り持とうかなーどーしよっかなーと考える一環として、リハク氏の体を矯めつ眇めつ、比喩でなくそれこそちんちんまで見ようとしたらジンシ様が来た。当然ジンシ様は凄まじく邪推し、最終的にはリハクを認めることにはなるんだけど、この人は毎度々々キモい度合いを更新してくるなあ。なまじ外見と能力(とおそらく血筋)の数値がカンストしてるだけにめんどくさいお人である。

冒頭挿話、上司藪医者氏んとこで掃除しつつ、先帝の木/紙の政策について。彼んとこの紙が皇室御用達解除になった原因を、牛の唾液中のアミラーゼによるデンプン分解だと看破し、それとなく伝え…伝えそこなう話。掌編の安楽椅子探偵ネタとして面白いが、これものちのちの展開に繋がってくるんかしらね。あと「妊娠してないのに母乳の出る体質」と「母性強くてかつ色欲も強い」ってパイリンねーちゃんのキャラ、なんかこう…アレだな! まあいいや!

電気関係的その後

●コタツ電熱部届いた。思いのほか早く手に入り、また取り付けも問題なく終わったのでほとんど文句もない。電源コードだけは今までの古いヤツの方が取り回しが良かったので引き続き使用継続し、新しいのは…まあ捨てるのももったいないので取っておくか。「古い」といっても初代コードの劣化に伴いおととしくらいに買いなおしたものだし、防災的に問題はないだろう。

一方のAMが入らない新品ラジオはカスタマサポートに電話の結果、とりあえず郵送で引き取ってもらう処置となった。これで何とかなると良いけれど。あとこのラジオに合わせて買ってきた安いACアダプタ、電圧は合ってたが極性とジャック径が違ったというバカチン購入行動であったことが判明した。やっぱ酔っぱらってサイトポチっちゃだめだねえ…。悲しい。

ブレイバーン/ダンジョン飯

●勇気爆発バーンブレイバーン・9話。スミスはクーヌスと相打ち、ブレイバーンとイサミはヴァニタス・ペシミズムに大苦戦中という絶体絶命…ってとこで、スミスはなんかかんかあってやっぱしブレイバーンとして転生するに至ると。このトンデモな流れも敵のクーヌスがデスドライヴズという死を超越した存在だから、というイイワケがキッチリ立ってんのな。そしてピンチのブレイバーンは3Dプリンタでもって合体メカのバンクをやらかす。ブレイバーンが赤、合体メカが青なのはそれぞれイサミとルイスのイメージカラーっぽい。

…考えてみれば、ブレイバーンの出自予想としては「デスドライヴである」「スミスである」の両方ともが正しかった、ということになるんだな。無論こんな形で正しかったとは誰も思わんかっただろうけど。あとドイツ姉さんの言ってた「こんなもん作るのは米軍に決まってる」ってのもある意味正解なのか?

スミスとブレイバーンの同一ギミックはやろうと思えば最終回近辺のネタでもやれただろうが、まだ9話のこの段階に配置してきたってことは、まだ一つ二つ物語的な仕掛けを組んでいるってことだろうな。主人公サイドのルルが意を決してスペルビアのもとに行く、ってのもその一環だろう。スペルビアが敵対に回るだけってのも考えにくいしねえ。かといってただの共闘とも思えない…さて、次に控えるデスドライヴズどもはどんなんでどう戦うか。あるいは地球ってどうなるの? ってまあ、あの科学力見たら何でもアリっぽくはあるけどなあ。さて。

ダンジョン飯・10話。何故かルートに群生しているテンタクルスと巨大ガエル。アイデアソースはイソギンチャクとクマノミだろうなあ。カエルのデザイン・色彩設計が秀逸で、特に眼球の生っぽさがいい。…カエルスーツと化け物料理の同時攻撃で「一人ずつ持ってこい」、スーツ褒められて「とっとと行くぞ」とマルシルのコメディエンヌぶりが楽しございました。

幕間にタンス一行の地上話。これまでのダンジョンとうって変わっての、久々の明るい世界が映えるなあ。モルグのシーンを描写し、ナマリもファリンの状況に気をかけていることを示す。一方でこのダンジョンが主人公たちだけの問題では無くなっている…という展開もね。タンスの依頼主である島主に飛田展男。小役人的な俗っぽさがベストフィット。

ライオス一行は(一応の)ラストフロア、遺棄された城下町にてドラゴン戦を控える。こういう重層的な街並みってのはフェチくていいなあ。前回よりも乏しい戦力。しかし彼らには経験が蓄積されている…そこに勝機があるとみるべきか。そういやフバーハ的なブレスレジスト魔法はWizには無かったな。ともあれ、決戦は次回ってことで。

なんかダメな日

●コタツ壊れた。ファンは回るが電熱部が効かず、単にコタツ内の空気をかき混ぜるだけの存在になってしまった。こないだバラして埃を払ったせいなのだろうか、それにしたってアカンなるならこんなにタイムラグ置いてくれんでもいいのになあ。

電熱部だけ売ってないかなと近所の電気屋やホームセンターに行ってみるが、地方都市の悲しさ「シーズン終わりで売り切れです」と返される。もうしょうがないのでネットで買う。これこそタイムラグがある上に実物見ずにの購入はちょっとヤだけどしょうがない。コタツ届くまでは布団にでもくるまっとくか。…エアコンはあるけど、なんかそこまででもないよなーって気がする…。いや付けりゃいいんだけどねえ。

電気屋行ったついでに安いラジオ買ってくる。AMのポケットラジオは持ってるけどAM停波が近いそうだし(NHKとかは継続するらしいが)、FMラジオもいざってときの為に持っといた方がいいかなと思っての購入。ところがこいつAMがほぼ全く入らない。いくら安ラジオったってこりゃ初期不良だろと思うん。安いしこのままほっといてもいいけど、なんか癪に障るのでそのうち余裕あるときに不具合相談電話でもしてみるか。いやあしかし、今日は電気関係がダメな日だったなあ。

姫様拷問の時間です

●姫様拷問の時間です・9話。・トーチャーの出張ビジホコンビニ飯。トーチャー主人公シリーズは妙にかわいいのでいい。伊藤声によってちょい色っぽさが増してんですけどね。フランクブリトーはこれ見てからたまにやります。

・マオマオちゃんはじめてのクッキー作り。焼けたオーブン板を素手で持って王妃とマオマオちゃんを助ける魔王がとてもパパである。そのあとちゃんと子供視線でマオマオちゃんを諭すのもいい親だ。大参謀ブルーゼ、この時はただの誤解ギャグ要員だけど、あとでちゃんと魔王様と本編に絡んでくるのがいいよね。

・姫様とお茶会。紅茶という、うまいんだけどあんまし屈しのネタになりにくいお題でもちゃんと話を作ってくるのが凄い。この話は理論と実践で全自動屈しマシーンを天丼でやってくれる姫様が見どころ。特にクッキーがらみで勝手に墓穴を掘るシーン、演出と白石姫様の演技が完璧で感心する。あとお茶会のあの女性はサクラさんかしら。

・バニラちゃんと手づくりケーキ。から回っては自滅しかけるバニラちゃんをしっかりフォローし支える姫様という構図がほぼ完成している。なんてことないパターンの話なのに、なんかこううるっと来てしまった。あとバニラちゃん(王妃様も)エンディング登場おめでとう。

・エピローグで魔王様の流儀いくつか。子供寝かしつけたあとで嫁はんとちょっとした晩酌やってんのいいなあ。のほほんとしてて動じないルルン様とてもかわいい。

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・25話。目的地前のボス・ニセフリーレンの対処と、刻々と迫りくるその他クローンどもへの対処の為、残った人員で作戦を練る。ラヴィーネ・カンネペアはそこでプロレスしてなさい。ともあれまずはニセフリーレンであり、フェルンが指摘する「フリーレンは魔法発動時に一瞬だけ魔法探知が切れる」という彼女の初歩的な間隙、これをを突くのが主役二人となる…という流れ。弱点っつーからてっきり「ニセフリーレンの前にミミックを置く」とかそういうことかと思った。違いました。

鏡写しに致命的な魔法を叩き込み合うフリーレン二人のアクションは、この回のサワリとして十分な熱量になってたな。最後の瞬間、ホンマモンフリーレンの先に居るフェルンからのゾルトラークでシメ、という絵面もキレイ。…ゼーリエの「フリーレンを倒すのは魔王か、あるいは人の魔術師だ」という予言はある意味ここで成就した、と言えんこともないワケか。

回想シーンのゼーリエとフリーレン、人々に魔法を行きわたらせるというフランメの希望を「魔法は特別であるべきだ」と唾棄するゼーリエが、それでも最終的に意思を引き継いだってのは…やはり、エルフの超越性故の停滞を憂いていたとこもあるんだろうか。おかげで世は民間魔法にあふれ、フリーレンとしては実に楽しい世界となった。さて、ゼーリエはどう思ってんだろうねえ。

薬屋のひとりごと・20話。まずは治療上がりのマオマオによる事件の解題。今までの複数のちょっとした探偵モノ的な話が、全てこの大事故に直結するのなら、という可能性の連鎖。その大掛かりな構造は当然ながら事件対象のジンシにも当てはまる。マオマオは疑う、「この男は何者か?」と。…まあ、それはマオマオ氏にも言えることではあるんですがね。とりあえず「宦官のジンシ」はどうやら仮初のラベルらしい。何故そのような仮面をかぶるのか、ガオシュンも周知のことのようですが。

実行役のスイレイは死んだと聞かされ、モルグに乗り込んでトリックを暴くマオマオ氏。仮死の薬剤はゾンビの元ネタが元ネタかな。その手腕に感心し、ぜひ会ってみたいというのはマオマオさんらしいが、まあ掌を上にしたポーズで悪役哄笑すんのはちょいやりすぎかな…本人的にも演出的にも。

陰謀の根っこはエライ人たちがらみではありそう。いかにも怪しげなロウラン妃の立ち位置は那辺にありや、ってとこですかね。ともあれギョクヨウ妃の月経不順に伴って元の後宮に戻ったマオマオ氏だが、つまりはお話の舞台が後宮に移ったってことかなあ。ともあれ、次回以降。