●勇気爆発バーンブレイバーン・9話。スミスはクーヌスと相打ち、ブレイバーンとイサミはヴァニタス・ペシミズムに大苦戦中という絶体絶命…ってとこで、スミスはなんかかんかあってやっぱしブレイバーンとして転生するに至ると。このトンデモな流れも敵のクーヌスがデスドライヴズという死を超越した存在だから、というイイワケがキッチリ立ってんのな。そしてピンチのブレイバーンは3Dプリンタでもって合体メカのバンクをやらかす。ブレイバーンが赤、合体メカが青なのはそれぞれイサミとルイスのイメージカラーっぽい。
…考えてみれば、ブレイバーンの出自予想としては「デスドライヴである」「スミスである」の両方ともが正しかった、ということになるんだな。無論こんな形で正しかったとは誰も思わんかっただろうけど。あとドイツ姉さんの言ってた「こんなもん作るのは米軍に決まってる」ってのもある意味正解なのか?
スミスとブレイバーンの同一ギミックはやろうと思えば最終回近辺のネタでもやれただろうが、まだ9話のこの段階に配置してきたってことは、まだ一つ二つ物語的な仕掛けを組んでいるってことだろうな。主人公サイドのルルが意を決してスペルビアのもとに行く、ってのもその一環だろう。スペルビアが敵対に回るだけってのも考えにくいしねえ。かといってただの共闘とも思えない…さて、次に控えるデスドライヴズどもはどんなんでどう戦うか。あるいは地球ってどうなるの? ってまあ、あの科学力見たら何でもアリっぽくはあるけどなあ。さて。
●ダンジョン飯・10話。何故かルートに群生しているテンタクルスと巨大ガエル。アイデアソースはイソギンチャクとクマノミだろうなあ。カエルのデザイン・色彩設計が秀逸で、特に眼球の生っぽさがいい。…カエルスーツと化け物料理の同時攻撃で「一人ずつ持ってこい」、スーツ褒められて「とっとと行くぞ」とマルシルのコメディエンヌぶりが楽しございました。
幕間にタンス一行の地上話。これまでのダンジョンとうって変わっての、久々の明るい世界が映えるなあ。モルグのシーンを描写し、ナマリもファリンの状況に気をかけていることを示す。一方でこのダンジョンが主人公たちだけの問題では無くなっている…という展開もね。タンスの依頼主である島主に飛田展男。小役人的な俗っぽさがベストフィット。
ライオス一行は(一応の)ラストフロア、遺棄された城下町にてドラゴン戦を控える。こういう重層的な街並みってのはフェチくていいなあ。前回よりも乏しい戦力。しかし彼らには経験が蓄積されている…そこに勝機があるとみるべきか。そういやフバーハ的なブレスレジスト魔法はWizには無かったな。ともあれ、決戦は次回ってことで。