メガロボクス/ゴジラS.P

メガロボクス2・6話。かつての子供たち4人、寄り合って自活している。しかしサチオの勇み足で崩壊しかけたその関係性を、ジョーがおせっかいにも介入して手助けする。そんなもの望んじゃいない、もう俺たちの前から消えてくれ。それはその通り。…サチオは、今のジョー…というよりも、自分をどう思うのか。「大事なことを勝手に決めてしまう」と言うジョーへの評価は、そのまま今のサチオでもある。

かつての引退試合(みたいなもの)と今の試合をカットバックで見せ、同じような無様な負けを提示しておいてしかしその大きな差も示す。望まれていないことを承知しつつ、サチオたちを助けるために八百長で負けるってのは、多分チーフとの関りからジョーが変わったことの表れだろうねえ。ジョーが過去の負債を清算して回る物語だとするなら、すべて終わった後には…やっぱり原作の展開みたいになるんだろうか。さて。

ゴジラS.P・7話。水ゴジラは上陸するもそっからは物語上ちょい休止、その周囲の要素を描写する。紅塵と怪獣/ラドンは密接な関係があり、それを無効化できそうなのがアーキタイプの13番目の形態…オーソゴナルダイアゴナライザだと。なんかヴォネガットのアイスナインみたいだな…と思いつつ、サル怪獣にぶちまけられたそれ見て「オキシジェン・デストロイヤーじゃん…」ってとこで頭文字が同じODだと気付く。なるほどねえ…っつーか、改めてシズマドライブがオキシジェン後略のオマージュってのがよく判るなあ。

そしてジェットジャガーには釘宮声のユングさんが頭脳として融合し、「アンギラスの槍」を持ってさらにキャラ立ちすることになる。もーこの時点でなんかおセンチな物語運びになりそうな雰囲気ぷんぷんじゃん! かわいそうじゃん! 勝手に予測して勝手に悲しんでるけど俺。でも多分そういうこったよねえ。あとこの災いを予言した詩歌が「ちはやふる」のパチモンってのは笑いつつもなんか感心しちゃった。からくれないにみずくくるとは、が血の池地獄の描写になりますかー。

 

よだれ鶏って名前はちょっとアレ

●コンビニでサラダチキンにかけてよだれ鶏にするタレを売っていたので買ってきて、そのまんま忘れていた。ダイドコのカラーボックスの隅にあるのを再発見し、そうだこれ喰ってみなくてはと早速サラダチキン買ってきてかけて喰う。…うん、これ、旨い。ウチで再現するのはちょっと難しい微妙に変な味のタレで、このクセは原材料にある黒酢、あとシナモンによるものなんだろうかな。サラダチキン自体の一味足りなさが補われてなかなかいい。商品二つ合わせるとそこそこの値段になり、安居酒屋でよだれ鶏頼んだ場合の値段とさほど変わんないくらいなんだけど、まあいいや。次は青ネギと粉砕ピーナッツでも足して喰ってみよう。…そういや以前自家製のよだれ鶏もどきタレを作ったときは茹で豚に合わせてもうまかったが、これもイケそうだな。それもアリ。

 

ダイナゼノン/バック・アロウ

●SSSS.DYNAZENON・6話。前半はガウマさん陣営の各々がずんずんメンタル落としていく話。それぞれのエピソードが絶妙にも絶妙に気持ち悪くて、絶望ってほどじゃないけど普通に精神がジャリつく近辺の度合いが上手い。ユメさんの姉の動画、どう見ても気分悪いイジメなんだけど当事者たちは下手ァしたら「え? あれくらいで自殺すんの?」って思ってそうな感じの演出とか、むかしちょっと好きだった女の子と再会するもそのダンナの充実ぶりに勝手にダウナーになってくニートの立場とか。ヨモギさんはちょっと弱めのメンタル攻撃を2連で受けたりね。

対照的に敵陣営はなんかエエ方向に団結してたりして。二人同時に怪獣を制御することで変わってゆく、というネタにドドンゴタイプの二人用ぬいぐるみ怪獣デザインを充ててんのがいい。変化ってことでいきなり悪の女幹部みたいな言動になってるムジナさんはちょっと面白かったけど。ポジティブっちゃポジティブな変化だ。…つってたら最後の最後にアンチ/グリッドナイトの登場でヒキ、というのがすげえ強烈なクリフハンガーで興奮した。でもまだ味方側かどうかは判んないんだよね。順当に行くならチセさんとのペアリングになるんだろうかなあ。

●バック・アロウ・18話。壁の外へと誘導されたアロウ達は全てルドルフ卿の掌の上でした、という話。ここにきてアロウが主人公側じゃない立ち位置、世界の敵としての存在になるんだけど、まだ記憶は戻ってないしもう一つ二つ転回点はあるだろうな。ルドルフさんが全部陰謀の糸を引いているワケだけど、彼とて更なる上位存在の伝令に過ぎんしなあ。レッカと連合して神にケンカ売る展開になるんだろうか。そして大元帥のお手柄もいいけど、いろいろとキモんとこで逃げの手を的確に打つシュウさんがホントに頼もしい。ホンマ、主役の片割れではあるよなあ。

 

ゴジラS.P

ゴジラS.P・6話。各所で進む物語。まず科学者組は理論的な進歩はあるがまだ理論のみ。分子構造の歪みが空間的ではなく時間的に発生してる…テセラックみたいに超次元構造ってことかしら。ますますチオチモリンっぽいな。葦原博士の初期の研究は乱雑極まりないが、「誰も理解できなかった」くらいに進んでいたと。物語のシカケ的に、彼は時間越えて未来から来たとかそういう可能性はあるだろうか。風貌が似てんのはユンさんかハベルさんか。さて。

んで海岸ではマンダの群れとそれを追うのは…これ、ゴジラの幼体なのかな。周囲の環境に合わせ、世代交代ナシの進化が可能っていう示唆からするとこっから陸上型のシンゴジになるってことだろうか。そしてアンギラスパートはジェットジャガーとユンさんの活躍、頭と脚一本吹っ飛ばされたロボに張り付いて「俺を目の代わりにしろ!」ってのはなかなかにアツい、っつーかやっぱどっかネジが吹っ飛んでるよねユンさん。…ご本尊のゴジラそのものの登場を引っ張りつつ、飽きさせんなあ。上手いわ。

 

豚肉のドクペ煮

●前に豚肉コーラ煮やって、これならちょっと癖のある/薬臭いような味付けでもイケるんじゃないかと思ったので、レシピほぼそのままで今度はドクターペッパーでやってみる。豚バラブロック焼き付けてドクペで75℃1h、醤油と五香粉とニンニク加えて1h。コーラの時には500mlペットボトル全量だったが、ドクペは350缶だったのでひたひたに煮るにはちょい足りない。酒と水でうめて足しとする。そしてショウガの代わりにニンニクペースト、これはショウガ切らしちゃったから。出来上がりですが…肉の食感は前回通り、パサつきも少なく適度な歯ごたえもあって好み。味というかフレーバーも、この独特な雰囲気が割と豚肉に合う。これ喰わせて「ドクペで煮ましたな」っつー人はほぼ居ないんじゃなかろうか。ふうむ…なるほど。となれば次はルートビアで煮てもいいんじゃないですかね? そのうちやろう。

 

メガロボクス

メガロボクス2・5話。ジョーは過去の自分の所業と向かい合う…のだが、ねえ。南部のおっちゃんのターミナル・ケアをめぐって、サチオたちとジョーとの乖離があったと。確かにジョーはこの中でいちばん大人なんだからとは思う。リングに逃げたってのもその通りだろう。でもまあ、辛いことではある。何かできることはないのか、ただ座して家族の死を見つめるだけなのか。「もう誰もお前を必要としていない」という新垣の言葉は真実だろう。それを乗り越えるだけの力が、ジョーにあるのか否か。…冒頭の前向きな日々のイメージが辛いことだわなあ。しかし、メガロボクスに逃げたジョーに怒るサチオが、同じメガロボクスに身を投じるってのも皮肉だ。あとみんな、割とイケメンになるんね。オイチョ、女の子だったの?

 

ダイナゼノン/バック・アロウ

●SSSS.DYNAZENON・5話。所謂一つの水着回。そんなところに出てくる怪獣が、シーツひっかぶったオバQみたいのなのがなんかバカみたいで面白い。それにしても劇中でヨモギさんたちが言う通り、敵味方の距離感が独特だわな。敵対する理由がガッツリあるのがほぼガウマさん(とオニジャさんくらい?)限定ですしねえ。今後その辺の肉付けも出てくるんだろうけど、それ以前にガウマ隊それぞれの不穏要素が出てくる感じではある。今俎上に上がってるのはユメさんの姉の件だが、無職先輩回りもなんかいろいろとキナ臭げ。なんかヨモギさんだけあんましそういうのが無さそうだが…さてねえ。あとムジナさんは楽しんでんな。一番楽しんでんな。当事者感ねェな!

●バック・アロウ・17話。調和に向かいつつある世界を座視するルドルフ卿ではないのであって、レッカとリュートそれぞれにグランエッジャと同等以上の巨大艦船を提供する。これでまたぞろリンガリンドは戦乱の世。…とまあ、そんな世界的ゴタゴタに対峙するのがアロウさん自身への問題、謎のお人が指し示す壁の外への道…ねえ。この両者、糸引いてんのは同一存在なのかしらね。あるいは壁の外で対立する者同士か…それにしてもどっちの勢力もうっさん臭さにおいては同じくらいだしなあ。とまれ、いつかやるだろうとは思ってたグランエッジャの変形ですが、これが最終形態でもあるまい。そのうち人型になるんだろうな。あと戦いの先鞭付けられて大喜びしてるゼツ凱帝と将軍どもがバカ国家らしくてよろしかった。笑うな笑うな。