メガロボクス/ゴジラS.P

メガロボクス2・6話。かつての子供たち4人、寄り合って自活している。しかしサチオの勇み足で崩壊しかけたその関係性を、ジョーがおせっかいにも介入して手助けする。そんなもの望んじゃいない、もう俺たちの前から消えてくれ。それはその通り。…サチオは、今のジョー…というよりも、自分をどう思うのか。「大事なことを勝手に決めてしまう」と言うジョーへの評価は、そのまま今のサチオでもある。

かつての引退試合(みたいなもの)と今の試合をカットバックで見せ、同じような無様な負けを提示しておいてしかしその大きな差も示す。望まれていないことを承知しつつ、サチオたちを助けるために八百長で負けるってのは、多分チーフとの関りからジョーが変わったことの表れだろうねえ。ジョーが過去の負債を清算して回る物語だとするなら、すべて終わった後には…やっぱり原作の展開みたいになるんだろうか。さて。

ゴジラS.P・7話。水ゴジラは上陸するもそっからは物語上ちょい休止、その周囲の要素を描写する。紅塵と怪獣/ラドンは密接な関係があり、それを無効化できそうなのがアーキタイプの13番目の形態…オーソゴナルダイアゴナライザだと。なんかヴォネガットのアイスナインみたいだな…と思いつつ、サル怪獣にぶちまけられたそれ見て「オキシジェン・デストロイヤーじゃん…」ってとこで頭文字が同じODだと気付く。なるほどねえ…っつーか、改めてシズマドライブがオキシジェン後略のオマージュってのがよく判るなあ。

そしてジェットジャガーには釘宮声のユングさんが頭脳として融合し、「アンギラスの槍」を持ってさらにキャラ立ちすることになる。もーこの時点でなんかおセンチな物語運びになりそうな雰囲気ぷんぷんじゃん! かわいそうじゃん! 勝手に予測して勝手に悲しんでるけど俺。でも多分そういうこったよねえ。あとこの災いを予言した詩歌が「ちはやふる」のパチモンってのは笑いつつもなんか感心しちゃった。からくれないにみずくくるとは、が血の池地獄の描写になりますかー。