姫様拷問の時間です

●新番組・姫様“拷問”の時間です。シリアスっぽい戦闘から不穏な牢獄シーンにつなげるアバンは、フェイクというよりもその後のほんわか展開の効果を高めるスプリングボードと言うべきか。作画の質は高く、こういうユルい設定の作品なりゃこそ手を抜かないというセオリーに忠実でしっかり奏功している。…いやホンマ、原作はこんな設定で200話オーバー続けてよくネタ切れにならんもんだと感心いたしますけどね。

改めて初期の話見ると姫様すっげえ耐えてんなーとそんなこと思ったりした。今や全自動屈しマシーンだしねえ。またちょいエロ方面の演出をばっさり切り捨てたのはいい判断だと思う。フォーマット定まってしまえばあの辺の要素はちょいノイズっぽいとこあるし。キャストはいずれも好印象。主役二人はゴールデンカムイバチバチにやりあったのもあって文句なし、特に白石さんはかっちょいい姫騎士声からきったねえ叫び声まで演技レンジ広くてよろしい。あとカナッジはエエ声してんな!

当然アニメ用にエピソードを出し入れしているが、小麦粉でまとめた1話の構成、テンポよくつないでいく話運びと遺漏が無い。筆安脚本は軽コメディに関して信頼度高いなあ。全体として非常にレベル高いアニメ化だったと思います。…感想書くかどうかはわかんねっす。毎回面白かったーとしか鳴けない可能性があるなこれ。ともあれ楽しみに視聴継続。