AIの遺電子

●AIの遺電子・6話。ロボット2題。Aパートは鍛冶屋にて伝統技術を習得する研究ロボ、頑固に見えて常識も思慮もある職人さんに「弟子入り」する。1週間でキッチリ鍛冶の業を習得したロボに驚きつつも、それなら全て教えて俺ももっと先へ進むぞ、となる爺さんがエライ。須堂先生が「どちらもいい師匠を得た」と言うのは…そういうこったろね。Bパートは介護の修行で学校にやってくるロボ、こちらも生徒のみんながエエやつばっか、ロボもそれに応えて成長する…なのにちゃんとドラマを作って転がせるのは力量だなあ。介護ロボのパーマくんに「君は変わったね」と言うシーン、単純に良い方向でも悪い方でもない「奥行き」を感じさせるセリフと演出が面白い。そういう結末の為にあえての、戯画化されたロボ造形なんだろうな。…多分デザインの元ネタはペッパーくんだろうね。