のだめ/はなまる

のだめカンタービレ フィナーレ・5話。ターニャの、ユンロンの、のだめの壁。「国からの援助が無くなる」っちうのは切実であろうし、夢破れて都落ちってのも辛かろう。…そして「音楽習得上の壁」というのだめさんのは、ある意味一番創造的でかつ破滅的なものでしょうね。初見(初聴?)の曲に感動して一発で自分風に再現して見せ、周囲に感銘を与えるのだめさんの才覚はやはりすさまじいが、それだけにオクレールさんの懸念が何なのかも気になるところ。是非ガッツリと壁を乗り越えて欲しいものだが、…まだまだ擾乱要素はありそうやなあ。


今回はまた音楽演奏に関わる演出、それもストレートに聞かせて感動させるというのが多く、音楽監督は気ィ使ったことじゃなかろうかと思いますがね。ワシが一番状況に同調したのは上記のだめさんの再現ピアノですけどね。この辺り、音楽に耳の肥えた人ならばどう感じるのだろう。あと、エエ演奏聴いて帰り道に跳びはねてるのだめさんが割とベタっぽくて良かった。ホンマこの人、サヴァンっぽいなあ。


はなまる幼稚園・6話。AパートはプールでGo! の話。…幼稚園/保育所ってプール授業どんなんだっけ? ワシの記憶は霞の彼方だが、…スク水だっけ? まいいや。それにしてもデフォルメ体形の園児さんがスク水状態だと、なんか別の小動物みたいだ。そらまあ、比較対象があの山本先生のドビキニではかわいそうではある。肩甲骨がキレイに見える体脂肪値であのちち。いやあ、これは一概にツッチーを責めることもできひんなあ。誰だって見ちゃう。ワシも見ちゃう。


Bパートは至極判りやすいブラコンツンデレ妹さんの登場でテコ入れのお話。だらしないの役立たずのと土田兄さんにツンケン当りつつ、ホンマは好きで好きでしょっがねーお嬢さんという、ね。兄の職場でてんてこ舞いして兄を再評価、でもやっぱりダメなお兄ちゃんだー! てなテンプレ展開が心地よい。園児たち相手に苦労してるシーン、ことさらに等身と視線位置の違いが強調されたレイアウト(園児たちが走り回ってるのに妹さんは脚だけしかフレームインしていない)が上手かったりした。


基本的にはほのぼのぽやぽや作品として十二分なんだけど、これは原作にあるのかガイナ的アダプテーションなのか、平常心Tシャツとか検索エンジンGoogleならぬGoojieならぬCoojieとか、ちょいちょい入ってくる小ネタが何やら面白いわな。あとEDは…おお、流石のりょーちも先生。とにかく人を人体を、重みと勢いでもってうごかしたい! っちう意志のよく感じられる絵ですわな。あとかわいい。