ヴィンランドサガ

ヴィンランド・サガ・17話。蛇VSトルフィン、ガルザルとアルネイズ最後の旅の2部構成。前半後半、動と静それぞれ非常に重くて生々しいドラマである。毎度ながら原作からアニメ化への注力度合いがすごいことになってんなあ。前半のバトルはトルフィンの言葉通りすっげえシャープで素早い剣戟・体さばきをキッチリ絵にしててそれだけで見ごたえがある。…蛇の人は自身をミクラガルド出身と言いましたか。てことはやっぱヴァリヤーグだし、つまり東ローマ帝国の傭兵稼業だったんだろうななるほど…って検索してるといくらでも時間消費しちゃうな。

後半の奴隷夫婦の脱走劇は死出の旅だと判り切ってるんだけど、それでもやっぱり心に来る話になってる。瀕死のガルザルが見る風景は、青い青い海の底のリンボのような世界だけれど、この死の前の静謐さが彼をひと時だけ正気に戻す。ノルドの男として血と剣と戦いの円環に居るガルザルだが、さてその無間地獄から抜けられたのだろうか。まあ現実の世ではアルネイズさんがエライことになりそうですけどね。次回を見たいような見たくないような。