●アキバ冥途戦争・7話。契り交わした兄弟を失って1週間、なごみさんは失踪し…忍者になっていた。ニンジャ！？ ニンジャなのか！？ いいえメイドです。という話。大きな流れとしては「変わらないものを保つには変わらなければならない」という命題のもとに生き残るなごみさんと、変われなかった古い男として退場する愛美さんという構図。なごみさんは不殺という大層なお題目を掲げ、自分だけでなく周囲を変えていくことになるのだろうか。その為には自分を変えて…力を獲得せねばならない。それが忍者かあ…。すげえななんだこの話。
前後編でガッツリと取り上げられた強烈なゲスト、愛美さんは退場も盛り盛り。蜂の巣にされて「生きるってのは痛い」とつぶやき、前のめりで斃れる。純白のバラのドレスは深紅に染まり、斃れた血だまりが紅いバラを描く。あのいでたちで赤い超新星ってどんな名前かと思ったが、自らの死に花を設えていたとはねえ。あと諏訪部声の嵐子さんのご贔屓ご主人はあれ、多分公安かなんかなんだろうな。
●うる星やつら・6話。Aパートは弁天さんと節分玉入れ合戦、Bパートはお雪さんと雪かき合戦。それぞれ実に他愛ないしょーもない話でとてもよろしい。Cパートにあたるの引退騒動がねじ込まれてるが、これが輪をかけてどうでもいい話の上におしかけてくる面々が十把一絡げの扱いですっからかんに軽く、ああ昭和のコメディアニメ見てんなあっていう実感が湧く（違いますけれども）。…弁天に石上静香、お雪さんに早見沙織とキャスティングに遺漏は無し。それより雪男のB坊に山口勝平がなかなかひどくて、高橋アニメ皆勤賞をこういう形でこなしてエエんかいなと思いましたがまあいいんじゃないでしょうか。あと玉入れ合戦のとこ、やたらと故・郷里大輔声の上手い人がいるな。誰だろ…三宅健太辺り？
●水星の魔女・7話。パーティの形式もて示威プレゼン大会、の話。親連中も当然ながら「本物」エランやシャディク含めてみなスレッタさんの頭の上でなんかやってるだけの政治的状況。そん中にあって「あんたを守る」ってな名目でとことん反抗するミオリネさんがいいヨメはんではある。親の威を借る娘、七光りそのまんまの立ち位置を認めたとこまでではあるが…それを含めてプロスペラお母んの掌の上でもあるのかなあ。そしてこの状況でなんにも絡んでこないグエルさんが逆に好感度高くなってる気のせいがします。
前述のとおり今んとこスレッタさんだけレイヤがすげえ下んとこに立っている状況だが、さてねえ。「高度な政治的判断」なんぞまとめてゴミ箱に蹴り入れられるような、圧倒的なパゥワーでひっくり返してほしくもあるが…多分それはガンダムという呪い、めんどくさい罠カードの開示とコミなんだろうね。ああいやらしい。あとエランさんとこの4人おばさんが急にせり上がりになったとこ、なんか十傑集裁判を思い出した。ジャイアントロボのアレ。
