アキバ冥途戦争/うる星やつら

●アキバ冥途戦争・6話。兄弟杯…もとい姉妹ラーメンを交わすなごみさんとねるらさん。ヤクザ映画だとこの手の契りは破滅へのギミックにしかならんよなあ、という予想を裏切らない展開である。敵対組織に戻ってきた千葉真一みたいな狂犬ヤクザ、舎弟の兄弟であることを利用しようとするヘタレ親分、腐敗刑事、裏切りの制裁。もう絵にかいて額に入れたような展開でゲップ出るわ! すげえな。なごみさんだけが他のヤク…メイドたちとあまりに価値観が違うのだが、ねるらさんと嵐子さんはそれを良しとしているということだろう。でも、まあ、彼女の手も血に汚れることになるんだよね。この後ね。セオリーならね。

狂犬メイド・山岸愛美にユリン千晶。ははあ…広島出身の方なのか。なるほど。んで冒頭ナレの森羅万象って誰だろうと検索するとゴリッゴリのVシネ/ピンク映画俳優、そしてナレーションの方でした。さようでございますか。マジやなあ。あとねるらちゃん、裏切り者とかラスボスじゃなく、死んで主人公の心に傷を残す役でした。疑ってごめんなさい。

うる星やつら・5話。呪いのボクシンググローブとフェイクラブレターの2本立て。この話の段階でもう、主要なセッティング済ませたってワケだろうか、話運びや演出にほとんどマギレが無く余裕が感じられるほどになっている。前世紀を舞台とした軽ラブコメ作品としてあまりのブレの無さが恐ろしくもある。それはあたる・ラム・面堂など主要キャラの演技にあってもそうでして、なんかこのまま画面の解像度落としてビデオ撮りしたらいろんな人をだませるんじゃないかってくらいです。よく判んないけど。基本あたるは女好きの浮気者・ラムはそれにお仕置きかけてくるバイオレンス嫁なんだけど、今回の話でもそういうテンプレからこぼれ落ちたキャラクタ性があるんですよ、というエクスキューズがいいアクセントではあるんだよね。よく判んないけど。

あとコタツ猫のCVは誰なんでしょう。流石にうなり声だけじゃ判んないや。