ヒナまつり/ルパン/ひそまそ/メガロボクス

ヒナまつり・11話。ラスト近辺ってことでパンチ力の高い2編、平成の怪物話とアンズさんを預かる話。まあ新田さんがあっちとこっちで地獄と天国見るふり幅の回、ですかね。前半のネタはかんべむさしの「水素製造法」にあった掌編(タイトル忘れた)を思い出す編集捏造ネタなんだけど、とにかくエセドキュメンタリのそれっぽさがちゃんとギャグになっててよろしい。後半はアンズさんマジ天使。ヒナさんマジ悪m…いやまあ「現実」ちうてますけどね。これでのちのちある程度はちゃんとしたヘボ姉ちゃんになるんだから、新田さんの薫陶はある程度大したものではある。今変換ミスで薫陶が苦闘になった。まあ間違ってはいない。あと、相変わらずすっげえ作画がいいというか良すぎる。特に後半のアンズ話、ただ手を振ってるだけでなんであんなに手間ァかけるのか。…だからこそ面白ェのではありますが。

ルパン三世・11話。今回は2期オマージュ。赤ジャケ2期は結構な長期にわたるので共通イメージってのも難しい(それこそ3期ピンクジャケの青木悠三の印象も乗っかってくる)こともあり、どんなんかなーと思ったら…あー確かにこれは赤ジャケルパンっぽい。とにかく精神性が少年っぽいのな。不二子ちゃんもセクシーってよりもお色気、魔性の女ってよりはダムブロンド(ブルネットだけどさ)みたいな感じだし、ルパンも最終的にえっちな女よりガキっぽい男どもを選ぶというね。絵でいうとジャケの色もそうだけど、五右エ門のあの水色キモーノがすっげえ2期っぽいのに気付かされたりした。あとキャラは何となく北原健雄っぽくて、BGMも2期っぽい(あのレースん時のBGM、新録ながら懐かしいなあ)。いやあ、何だかんだで結構楽しみましたよ。

ひそねとまそたん・10話。Dパイたちを竜に共依存させるために「一旦恋させて手ひどく振る」という作戦に出る基地上層部がヤらしいのだが、ひそねさんがもんのすごく明るく悟った風に「私Dパイ辞めます!」つってヒキなのがなんか清々しくて良かった。無論ここではない別んとこが落とし所になるんだろうけど、あの胡散臭い野ろ…飯干さんに諾々と従うのはなんか癪に障るしな。要するに求められるお役目と本人のやりたいことの対比案件であり、その辺ナツメさんは元々同じなのか峻別できてないのか。あと、登場時点でチャラクズ専属だった財投さんがここに来てどんどんエエ男ムーブしてんのにころっと来てるワシはちょろいと思う。

メガロボクス・11話。VSバロウズ戦、というか主に南部のおっつぁんがかなり重い代償を払うことになる、っちう話。あれだけジョーの活躍を見たいと思っていた彼だけに、残った左目をブチくりぬいてケジメとする、という絵面はなかなかにキツい。…これで右目の眼帯がフェイクだったらそれはそれでやられたと思いますけれども。あと、南部さんが覚悟決めてジョーと同じ船に乗ることを決意した指標としての「立つんだジョー」「あしたのために」という台詞は、劇的でもありかっこよくもありで割とグッと来たことではある。