バック・アロウ/裏世界ピクニック

●バック・アロウ・10話。リュートとレッカの開戦、フィーネ姫の乱心、アロウ達とエルシャ達の絶体絶命。こんがらがった状況を一刀両断(まあ問題も残るけど)するのは、やっぱしアロウさん…と、今回はエルシャの覚悟である。でもこの主人公メカが武器になるって設定は使えるぞ! という話。フィーネ姫の人格分離は「影の自分を否定せず受け入れる」という王道展開によって乗り越える。ゲド戦記を思い出したがもっと他にもいろいろあるわな。んで六大卿最後の一人、選定卿ルドルフ…ポルポみたいなクソデブであり常に退廃の中に居ないと周囲を滅ぼしてしまう、というまたエライ設定のおっさんに三木眞一郎。まあミキシンの芸達者は知ってるのでいいが、その従者のピエロが井上喜久子とは恐れ入った。こんなでかいのここで使いつぶすの!? こういうのってもっと中堅以下がやるんじゃないの!? スタッフロール見るまで気づかなかったよ。

●裏世界ピクニック・11話。米軍救出作戦。危険を顧みず他者を救う、物語の主人公ならやるだろうとは言え今までの裏世界のこと考えたら結構なヒーロー行動ではある。それだけに、米軍と離れてから今までの、なんというか「お前ら気楽だな!」って感じの演出にちょっと違和感があることだ。一応本人たちの内面を説明もしてるんだけどね。ともあれ、これで救出成功なら寝覚めも悪くないが…ってとこでかんかんだらの出現、で続く。何でしょうね、作戦行動中に封印を破ったとかそういうことかしら。あとこれで現実に戻れた場合、米軍の記録的にはどうなるんでしょうね。アメリカのドラマだったら米軍との繋がりがめんどくさいドラマ構成要素として残っちゃうだろうけども。あとあと、ソラヲさんが長い棒を所望した時「おっ、10フィート棒か?」と思っちゃいました。意外と有効じゃない?