裏世界ピクニック

●裏世界ピクニック・3話。メインギミックは「時空のおっさん」という…知らんなこれ。MIBみたいな存在なのかな。呼称がすげえ場当たり的というか、ある若い世代の限定的なノリそのまんまで取り繕ってない感じが如実なのでそういう狭いリアリティはある。本編はソラヲさんの過去が重いですよというのをさらっと触れるシーンや目当てのサツキさんを見つけて自我をなくしてるトリコさんのシーンなど、やはりちょっと「作者の自我範囲」が透けて見えそうな陶酔が感じられるのがちょいキモかったりするが、まあそれはそれとして。彼岸の存在が「恐怖」という感情しかコミュニケーション手段を持たず、つまりそれを理解することはアカンことなのではないか…という話のギミックは判りやすい。クトゥルフ的とも言えましょうか。ここまで言葉にしちゃっちゃァちょいと語りすぎなのではと思わんでもないが、でも私のようなドンくさい視聴者相手にはこっちの方がいいのではという気もするしね。とまれ、ソラヲさんはちゃんと小桜さんをピックアップしたげてください。怖いとこに怖いまま置いてっちゃダメだと思います。