●近所の百円ローソンにて「半熟玉子」というのを見つける。4つパックで百円。要するにゆるーく固まりかけてる玉子というそれだけの商品だが、これがいろいろよくない。ウチで夕飯に作った焼肉丼、ピビンバ、鳥ヒザ軟骨焼き、低温調理豚テキ、どれにもピッタリ合う。今までこういう肉肉しくて脂っぽいガッツリメシには同じく百円ローソンの温泉玉子を落としてたのだが、この半熟玉子はメインの具へのからみ具合といい全体のゆるゆるさ加減といい温泉玉子の上を行く。食欲を司る根源的なところをダイレクトに挑発してくる。とてもよくない。
…結局かなり重度なヘビロテ具合になっちまってるのだがねえ。怖いってのは、自分の人生のそこそこ大きい部分を、特定の…ある程度の確率で利用が出来なくなるかもしれない脆弱なインフラに寄与させたくない、というそんな怖さだ。かつてキリンのポストウォーターという商品をベタに気に入り、これ込みでの生活ルーチンを構築してたら終売しちゃってしこたまショックを受けた経験からして、流行り廃りが顕著である百均の商品を我が生活に組み入れることのリスクは大きな憂慮点である。
のだがねえ。やっぱしこの、細かいことやらんでも気楽に半熟玉子が手に入ってしまうこの状況はとても自堕落で嬉しい。しょっがねーよなもう。こうなりゃ俺が飽きるまで、コンスタントに商品が供給されるのを希望するしかない。…最悪、フツーの玉子で代用も成る。そういう心の安全障壁を構築しつつ、今日もまた夕飯用の半熟玉子を買う。…まあ、そんな程度ですよ俺はねえ。うん。
