ドロヘドロ/イド/映像研

ドロヘドロ・5話。自らのルーツ(顔)を探すために魔法使の世界にて逍遥するカイマンとニカイドウであり、なんつーかしゃれた世界だな。ヨーロッパのどの辺の雰囲気何だろこれ。小綺麗でありながら、どこか歴史や生活の濃い空気感のある美術がたまらんとこである。魔法使たち相手に適当に殺しもするし、フツーに聞き込みもするというカイマンたちの距離感とメンタリティが軽くて良い。この世界の人たち、図太いよねえ。なんかいろいろと謎の展開が進んでるみたいだけど、俺はこの空気感だけで割といいや。…あとEDはキノコでDOOM。多分一部の人大喜び。特に一部のガイジンさん。

●イド:インヴェイデッド・7話。回想で出てきた殺人鬼「タイマン」の悪趣味さがスゲかった。何なんだろうね、この人の衝動は。本編メインは本堂町さん堂々の名探偵デビューであり、一見ちんまりしたホームズ風衣装が実はコートの下がおへそと脇まるだしという、何だこのフェチいデザイン。その上で酒井戸さんと比してもどうもドライ(だが無慈悲ではない)キャラ付けとか、なんかかなりキャラ立ってて面白かった。あとこの段階でモモキ局長が捕まっちゃったということは、何らかの隠蔽事項はあるにせよ、本当の黒幕/ジョン・ウォーカーはこの人じゃないってことだわな。内部犯となればやっぱり室長のじいさんが無茶苦茶怪しいんだけどレッドへリングっぽいしねえ。案外松岡さんがそーなんじゃないの?

●映像研には手を出すな!・6話。どちらかというと今後の展開についてのタメに近い回だとは思うんだけど、その割にはやっぱり面白い。ラストのドツボ入っちゃって何が面白いのか判んなくなってる浅草氏がとても身につまされる上に、それを「張り倒すぞ」からのビーンボール気味な叱咤でムリクリ叩き直す金森氏でちょっとグッと来た。浅草氏のめんどくささがリアルだよなあ。あと音響部として百目鬼さんが出てきたけど、…女の子なの? そうみたいね。この人がへっぽこSEの実例聞いて吐いちゃうのが面白い、っつーか基本こっち側の人だな。それとあと今回みんなどっかかわいかった。メガネカンザシやったりラーメン屋で寝ちゃったりする金森氏もともかく、小動物気味にびくついてる浅草氏とかエエトコのお嬢さんの割にリラックスするとやたらと足ックセの悪い水崎氏とか。