コップクラフト/キャロル/アストラ

コップクラフト・9話。前半で先週分のオチを済ませ、仕切り直しで後半は別の話に充てる…という、この作品かなり好き勝手にシリーズ構成してやがんな。ともあれ前半、ねことティラナが入れ替わっちゃうという体でヒロインの放尿シーンを見せる、というなかなかマニアックな設定だったのだが、最後まで犯罪やら警察要素やら無しで終わったよ。うん、まあ、個人的にはちっとも困らない。んで後半は市長選立候補者がカメラの前で狙撃され、例の大塚芳忠ゼラーダさんが糸を引いてるっぽい上、そこに市民の排外主義ネタが関わってくるという至極シリアスな話、なんだけどティラナさんがずうっとスク水で動き回ってんのがなんかもうねえ。この舞台でスク水(日本要素)に関係してるのってケイだけなんだけど。そんな趣味してんのかこの変態刑事。

●キャロル&チューズデイ・19話。カイルさんのことは少々引きずりつつもとりあえずは目の前のフェス。ハデにやろうぜあれこれしようぜ、というフリってことは大人しくいく前振りなんだろうな、と思ったら割とそんな感じ…だけどあの拾ったバックバンドも大概で、あの大人数を前に結構な心臓ではあるよねえ。そしてアーティガンはやっぱりアーティガンですよ、という描写も楽しい。あとアンジーのストーカーは石田彰でした。…このタイプキャスティングも結構贅沢だなあ。渡辺監督ならアリ、ってとこだろうかしら。

●彼方のアストラ・10話。カナタたちの知る世界とポリーナさんのそれとは歴史が異なる。そのキーとなるイヴェントがキューバ危機、ってのがなかなかアリだなこれ。この巨大な仕掛けにはまだ謎があるがとりあえず先送りしちゃったのは大丈夫なのか、とは思うけど、それは話後半の刺客についてのギミックと連係してんじゃないかな、って気はする。ウルガーさんが下手人だというのはまあミスリードだとは思ったが、真犯人だと言うシャルスさんの方の謎、それが世界のギミックと繋がってんだろうかね。…まさか記憶の移植をあの世界の子供全員にやってるってこたないだろね。どうだろう。