さらざんまい

●さらざんまい・6話。自暴自棄になってずーっとカッパ続けてるカズキさんのヤケクソっぷりが痛々しい。こういう状況で、エンタさんはともかく久慈さんがちゃんと付き合いいいのが面白い。アウトローではあるが根はエエ人、というこっちゃよね。カッパ王国とカワウソ帝国という巨大な対立構造、ピンドラで見たような人の本質を摺りつぶす装置といった舞台設定に乗せて、今回一番前面に出して語られるのがハルカとカズキのことで、何というか…幾原監督ってこういうエモーションを描くのが上手いわなあ、と。純粋無垢であることの美しさといいますかね。所謂「いい最終回だった」ってヤツである。…あとやっぱケッピさんがすごくキモくていい。諏訪部の声が本当にマッチしてんなあ。ひょっとして彼が黒幕なんじゃないか、といううさん臭さも含めてね。