オリジン/ワンパンマン/キャロル

ガンダム ジ・オリジン・4話。キャスバルエドワウになりシャアとなる話。風の中コートの襟を立ててセイラに別れを告げたり、テンプレな替え玉で自らの死を偽装したり、となかなか大時代的なシナリオと演出。雰囲気としてはかつての大作映画、もっと言うなら講談話のノリかもしれない。年若い頃から野望を持った傑物としてのシャア、というキャラ造形を見せるにはこういう雰囲気が合っている、かな。あと潘めぐみのセイラさん、なんとなく井上瑤の雰囲気を出してきてんのが上手いなと思った。やっぱこの人の技量は並大抵じゃないな。

ワンパンマン・7話。ガロウVS犬の人…はとりあえずお預け。怪人の危機の方はいよいよS級たちが出張ってきてA級たちとの格の違いを見せる状況。豚神さんの「とりあえず相手を喰って無力化する」という無茶苦茶な能力がバカでよろしいな。んで武術大会の方は決勝バトル、サイタマVSスイリューであるが、やっぱりサイタマの相手にはならない。思い入れやドラマや努力、あるいはそれらを否定するような存在さえも一撃で吹っ飛ばすのがサイタマというギミック…ということではある。スイリューの「ヒーロー性は不純物」という言葉には不快感を見せているのが、彼の根幹にあるんだろうな。彼の不純物はカツラだったのですけども。あと話の流れ上、声優陣がものすごく豪華なのがなんか可笑しい。キャスティングだけで結構なギャラが発生するだろうし、別録りも多いだろうなこれ。

●キャロル&チューズデイ・7話。視聴者参加番組でデビューを狙おうって話。さっさと終わるかと思ったらどうやらアンジーのお嬢さんも出るようだし、蒼井声のユーチューバーも居るしでなんか続いた。てことで今回は、番組そのものよりもチューズデイ側のお心問題がメインで、彼女のちょい繊細な心情が描かれる…んだけどまあ、そこまで深刻にはならないっつーかそれはこれから先のことっつーか。キャロル・ガス・ロディが街灯の光の中に居て、チューズデイだけがその外にいる、という心象風景じみたシーンがなんかちょい心にクるな。でも脚本がうえのきみこなので予選の有象無象どもにやたらリソースが割かれてるのはしかたない。…またQTロボ居やがるしな! あいつレギュラーかよ!