おそ松さん

おそ松さん・16話。冒頭は何故かのコブラ…正確には出崎のスペースコブラパロディ。全体的な7〜80年代っぽさもできる範囲内でかもし出しつつ、安原義人勝生真沙子コブラとレディもどきに持ってくるという、色々と卑怯なヤリクチでほぼカンペキ。オチはいつもの投げっぱなしであるのも愛嬌の範囲内である。…これで同時期のアニメにポプテピというクソアニメが無かったら、声優卑怯ネタとしてもうちょっと独自性を屹立できてたとこだろうなあ、とか思ったり。その辺はBパートの井上和彦繋がりでの松野松造=山岡士郎ネタもそうやんね。こっちもワンアイデアでオチは投げっぱなしなのも共通だ。…井上和彦、やっぱかっちょいいなあ。あのトシで。

Cパートはとなりのかわいこちゃん。このキンちゃんさんがまあ、褐色ショートのふとまゆのかな恵声でちょくちょくおそ松家に洗濯物のブラを飛ばしてくるという、何だその理想化された童貞の偶像お嬢さんはってな具合で、「ははあこれはとんでもないウラがあるに違いない」と思って見てたらなんとそのまんまかわいったらしいお嬢さんだった。下僕たちの浮気を知ったトト子ちゃん・ザ・タイラントさえ「あの子いい子だから」ってんでフツーに仲良くなっちゃうくらいであり、話のオチも「理想化された範囲内で酷い」というエエ湯加減であり…なんだこのエエ話。たまにこういう話ぶっ込んでくるよなあ。そしてこういう時にキッチリみんなのお兄さん役をこなすおそ松がズルい(珍しくフォロー役としてトド松も株上げてたけど)。

ともあれ、三篇ともに声優の存在感で見せる話ではあった…っつーか、このラインナップに割と負けないくらいの看板になってる伊藤かな恵さんがなかなか感慨深いなと。まあ前者2例のおっさんどもが卑怯であるだけなんだけどね! …あと何やね、このアニメってホント、女の子にかわいいデザイン持ってくるよね! こないだのお母さんとか、合コンの生々しいOLとか! すごくいいと思う。思う。