バキ/ルパン/プラネット

●バキ・12話。ドリアン編一応完結。全力を出せる力量はあるのに常に「俺負けてないもんね」と逃げ続けることと、負けることへの渇望が矛盾を成すことによって精神を病んで退場…という、どうにもスッキリしないオチのドリアンさんである。そこら辺真正面から敗北したスペックとの対比なのかも知れんけど、それにしてもちと長すぎた感じは拭えんわな。とりあえず、再度の歌とか情けないやられ声とか幼児退行したシーンとかで銀河万丈の演技は堪能できました。あとお母んに長沢美樹って久しぶりでわりとびっくりした。

ルパン三世・23話。先週が五右エ門のアイデンティティの話なら今回は主に次元のそれ。オチのカリオストロ城も含め、ルパンと次元の歴史総決算って感じの回であってなかなか攻めてくるなあと思った。ベンツSSKで敵陣(?)に乗り込んでありとあらゆる銃火器で大立ち回りする辺りとか、見所として充分なシーンで満足度が高い。…ここでルパンの芝居っけた台詞がカリ城っぽいなと思ったらあのオチだもんね。そういや城の地下墓地はあれ、今となっちゃルパンたち以外はほぼ知るものが居ないワケだもんな。確かにヒトログの目も及ばないところではあるなあ。

●プラネット・ウィズ・11話。5年後、すっかり好青年となったソーヤさんとともに龍と戦いに…いや、許しにいく話。こんなけドラスティックに話が進むのにあまり急いた感じがしないってのは毎度ながら感心するが、それにしても各キャラをどんどこ変化させてちゃんと「見せる」のは凝ってんなあとは思う。ソーヤさんの成長もそうだけど、女子二人組がなんかえろドSウザっぽい先輩キャラになってんのは楽しいし、ネズヤ先輩の「家事手伝わない」っちう肩書きにも笑ってしまうし。…あと、龍の名の「アズラバラクラ」っての、着ぐるみ二人がクラークだったからこれにも元ネタが…? と思って検索してもよく判らないや。オリジナルなのかな。