舟を編む

舟を編む・3話。昨晩見たあの月のような人は夢か幻か。この世ならぬ風景にて見かけたその人…かぐやさんは、朝の日常的な状況にて見てもやはり美しい人だった。つまりまあその一目惚れ。…とらさんに乗っかられてたからとは言え、かぐやさんの夢を見て飛び起きたときの印象が「苦」であったのはなかなか意味深。そう、恋は苦しいものなのだ。あと若いって字は苦しいという字に似ているのだ。うんまあいいや。そんなこと言うてたら辞書編集部が実は存亡の危機になっていたのでした、という。

てことで、公私ともにいろいろと話が進んでっちゃう話。初っ端から何となく匂わせてたけど、やっぱ辞書編集って社のお荷物だったんすね。こればっかりは情熱ややる気だけではどうにもならん。実務としての能力はマジメさんだけど、さあここは西岡さんの出番ではなかろうか。いろいろ手はあるんでしょー? 無いの? 

相変わらず画面に出てくるさまざまな人間がどれもこれも細かく動きを付けてあって、ムダなことしてやがんなあと感心する。この丁寧さ、やろうと思えばいくらでもリソースを抜けるところにも神を宿らせようとする姿勢は、作品のテーマと通低するものがあるのかもしれない。ふざけながら駆けてくるガキどもの動きとかいいよね。…あと野郎二人の相方が本格登場して、神谷櫻井千和真綾となんか知らん「物語」シリーズの人が揃ってんのな。比べると声優さんの演技力の幅って凄いよね、と思えますな。