ジョジョ/ガンダムUC

ジョジョの奇妙な冒険・20話。辻綾とシンデレラ登場、そして山岸由花子さんと康一くんがいろいろ巻き込まれつついちゃいちゃする話。なんつーか、康一さんも豪傑だなあと思うのが由花子さんの「ああいう性格」を認めて…と言うよりはああいう性格だからこそ好きになった、と仰る辺りですな。身長と反比例して人間的器が大きくなってゆくように見えるお人である。だからって由花子さんの方を引き気味に描写するかってェとそうでもないのがまた、ねえ。ムチャな横断を咎められて「勝手に赤になった信号が悪い」とはなかなか言えん。

今回結構駆け足と言うか、あんまし原作覚えてないワシでも「…なんかいろいろ描写飛んでませんか?」ってなカット具合だったけど、それでも話としては割と成立してはいるんだよな。ジョジョっぽさ/荒木っぽさってのは往々にしてそういうカットされた所に濃厚だったりするんだけど、その辺は気を使ってるスタッフだと思いたいところ。その一方でオリジナルな描写突っ込んできたりして、冒険してるわな。吉良の絵もそうだけど、あのミュシャばりっばりなイメージカットは原作には無いよね? なんか雰囲気は合ってたけれども。

辻綾に大原さやか。低血圧でアンニュイでミステリアスなでかちち女にこのキャスティングである。典型だのベタだの以前に、カネと勢いのあるコンテンツってのは好き勝手やれてエエなあ! と思いました。あと今回も能登声で「ケツアナ女」だのとご褒美系単語を喋っていただけるという特典つきであり、そういうサーヴィスもよろしいことである。知らんけど。

機動戦士ガンダムUC RE:0096・18話。最終目的地はメガラニカ、御当主様のおうちである。それが判ったとなればあとは競争、各陣営一散に目的地さしてラッシュであり一大決戦。でもバナージはリディさんの黒いユニコーンに足止めを喰らっている状況。強敵なのは間違いないんだけど、あっちやこっちのネタと比べるとどうしても「前哨戦」という印象があるのは否めない。まあそういう悲劇性込みのキャラではありますわな、リディさんも。

とまあ各陣営にての戦闘をやってるところへ、ビスト財団と連邦は全部チャラにしたるわってんでマップ兵器を導入する。グリプス2ってことはコロニーレーザーか。こんなもん稼動させたらあとの始末が大変だと思うけど、その辺もビストさんたちにとっては何とでもなるんだろうねえ。

ここでも懐かしメカがちょろちょろ出てくるが、バウが出てきたのはカッチョ良かったなあ。元から結構ヒーローチックなデザインなところへ、ナッターとアタッカー形態では結構マジっぽい軍用機ライクな戦い方しといて、合体シーンでは画面中央上方へ登るように移動する勇者ロボっぽい動き…となかなかの見せ場。あとメガバズーカランチャーやスキウレが出てきてんのがなんか嬉しいな。この世代のサポートメカ好きなんすよワシ。