ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険・15話。岸部露伴先生の後編。怖ろしい目に遭っているのにいざ友人に話そうとすると全く平気な態度を取ってしまって伝わらない、というのはなかなかにホラーな話で、康一くん最終的に死んじゃうかもしれなかったこと考えるとかなりピンチな状況であったと言える。実際これ原作で初めて読んだ時は何の疑いも無く「怖ろしい敵だったなあ」と思ったものでして、のちのち(問題はあるにせよ)味方かつスピンオフの主役にまでなるとは思いませんでした。そんくらい怖い人だよね、露伴先生。

今回は結構キャラ作画に修正が入ってるとこが多いのか、カッチョいい絵が多くてよろしかった。また先週に引き続き櫻井露伴が絶妙で、カサにかかって煽り立てるとこも「勝ったな」からのほげえ声も最後の情けない悲鳴も、全て完璧な演技であってすごく満足である。ホンマに岸部先生居ったらこんなんだろうなーとか、そんな感じ。

あと仗助さんの髪形のエピソード、かなりガッツリとかつ印象的な演出で入れてきてたな。当時からものすごく伏線くさい挿話だったんだけど、どうやら「単なるエエ話」だったらしくて多少混乱したりもしたものだ。とりあえず声をアテずに字幕で処理したのはいい判断だと思う。印象的度合いが上がりました。