ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・42話。前半のVSダービー弟戦と後半のヴァニラ・アイス登場話でまるっきりテイストの異なる一編。前半はとにかくダービー弟の諏訪部はんやなあ。坂道を転がり落ちる様に自滅してゆく、その辺のボロッボロ演技がすげえ楽しそうでよろしい。読心ヴィジョンのイエスエスノーノーアイドゥーアイドゥー連呼とか、マジメにこういうことやってんのがソコハカとなく面白いなあ。あとこれはアニメになって初めて気づいたが、あんなけ騒がしく喋り倒してたジョセフさんがテメエのスタンドでゲーム操作しだした途端に無口になってる、っちう演出だったのね。先週のオーバーリアクションはこの為のシコミでもあったのか。

打って変わって後半、覚悟がイッてしまってるヴァニラさんと呆気なさすぎるアヴドゥルの死が描かれるシーケンス。原作読んだ時もかなり驚いたものだけど、演出とBGMのおかげでアニメに於いてもすっごくドラマチックかつショッキングな盛り上がりどころになっている。ヴァニラさんはまさかの速水奨のおっさんであり、エエ声にしてどうにも変態っぽくもある雰囲気が満点。カプコン3部ゲーと同一キャストって初めてとちゃうやろかな。あれから十五年以上経ってると思うんだけど衰えん人ではある。

さて、こっから先はクライマックスに向けて猛進するってな状況…ってああ、そういやヌケサクが居たっけね。この人とケニーGは敵スタンド使い勘定してる時によう忘れるんだよ。…あとあの日本語の落書きシーン、冷静に考えるだにヘンなんだけどジョジョらしい、という一種象徴的なとこだなーとか思う。なんか「ぽい」よね。