ニンジャスレイヤー/シドニアの騎士

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン・5話。レイジ・アゲインスト・トーフ。初期の話の中でも、モータルの悲哀とこの世界の無常感がよう出ているエピソード…なのだけれど、やっぱまあ…その、お話のクライマックスはどうしても「ムーンウォークで敵に迫るニンジャスレイヤー」になっちゃうよねえ。あの辺の絵面はバカバカしい中に迫力もあってよろしかった。「これが真のニンジャの世界だ!」がエエ感じのギャップ出しててよろしい。

しかし、アニメという読み直しし辛いメディア、それも結構尺を切り詰めた構成の作品だと独特の単語の連発が少々気になるとこではあるな。チャメシ・インシデントとか暗黒メガコーポとか戦闘用テッコとか、この辺の言葉は初見の方には不可解だったのではなかろうか。ま、それはそれでそういう作品なんですけどね。あとてらそまに東地に、と相変わらず豪華なキャスト。この渋目の声でこの作品構成なんだもんなあ…。おもしれェやな。

シドニアの騎士 第九惑星戦役・6話。戦闘の合間の日常回、ではあるが小林さんたちは何やらきな臭いはかりごとなどやらかしているという状況。いやこの重力子放射線しゃしゅちゅしょうち開発もシドニア存続のために必要なのは間違いないんだけど、絵面やら台詞回しやら演出やら、何をどう見たって悪の陰謀集団やよね。案の定実に不穏なヒキ絵になってますし…。

まあそんな上の人たちのアレコレは置いといて、我らが谷風さんたちについてである。登場からこっち着実にヒロインポイントを積み重ねつつあるつむぎさんですが、今回もまたじつにあざとかわいい。夜寝らんないから一緒に寝ていいですか? とか、相手がちんこっぽいいるかっぽい姿なのにかわいいんだもんな。ついでにイザナさんもしっかりあざといんだけど、谷風に一緒に住もうっつって言われた後の反応がちょい重たいしちょい怖いぞ。「ふっ」じゃありません。

チョイ役なのになんかすげえ属性盛り込んである井口声の不動産屋さんとか、かなりガチでプラモオタであるユハタさんとか、何かこの辺作者の趣味指向がレアっぽい感じで表出されてて、えーとまあ、いいと思います。谷風の新居の設定とか、建造物フェチの作者の面目躍如なデザインだよね。…あと何故か唐突にクワガタムシが出てきて「あー作者だー」とか思ってスタッフロール見たらホンマに「弐瓶勉」の字が流れてきてビビる。声の出演ってったって、慌てて見直したけど「きちきちきち」とか「ぶぶぶぶぶぶ」とか虫っぽいSEしか聞こえないぞ。あれ口で出してんの!?