レコンギスタ

Gのレコンギスタ・13話。冒頭いきなし月のMS登場であり惜しげもない展開に割とワクワクする。とは言え今回の話はお互いの陣営が牽制をカマしてにらみ合うというシチュがメインであり、大きな話の進展は無い…のだが、白旗上げてやってきた使者を武力で追い返すという状況がほとんど情勢に影響を及ぼしてないってのがある意味スゲエな。白旗がらみでお互いに陰謀(ってほどのモンでもないけどさ)をめぐらすって、結構危ういネタだと思うんだけどねえ。あと富野作品で白旗ってこともあり、ひょっとして月の人たちは真逆の認識でもするかとビビったがそれは無いようで。まあそこはよろしおました。あんまりよくないけど。

「人は共通の敵を前に最も結束する」ってのは藤子の憎まれ屋だったか。結束とは言ってもそこはタヌキとキツネ、腹を割ったワケでもないのは当然ではある。エレベータの中にぎゅう詰めにされた呉越同舟パーティのシーンが象徴的っすなあ。あのでこぼこ集団の様相はハタで見てる分には実に面白い。マスクさんはクリムさんをアホボンやと思てますよ。エエんでっかクリムはん。…何かこの人は戦ってれば割とどうでもよさそうだな。やあいアホボン。まあそれでも、一応フツーに会話してるマスクとベルリとか見てると割とほっこりすんですけどね。こういう会話の面白さは富野アニメやなあ。

月の使者に直談判する地球のもやしどものシーンで、タイトルであるレコンギスタの単語が出てきた。地球植民を視野に入れて圧力をかけようって算段らしい。各陣営思惑渦巻く展開に「えいめんどうなり」ってことで、姫様はコッチからトワサンガに突っかけてったんねんと大見得を切る。じゃじゃ馬娘の本領発揮であり、話を動かしてくれるにはエエキャラですよね。…今字を打っててやっと気づいたけど、トワサンガって「永遠山河」なのかしらん? さて?