帰省時の本屋

●ちょっと遅れて実家に帰省していたのである。両親共になんとか息災であり、山に行ったの楽しんだのという話を聞いてホッとするも、あと何度こうして過ごせるかなあとふと思ったりもするのである。ま、しんみりしててもしょうがないのだけれど。

両親のパソをちょっと掃除してメンテして(inboxとかいうワケ判んないプログラムがいくつか常駐してたので対処法を検索して復旧した)、んで暇つぶしに自転車で本屋へ向かう。ほしたらこの本屋がね、前来たときから様変わりしててね、店内敷地の多くがえろDVDとかえろマンガとかのスペースになっててね、書籍関係のエリアがやけに減っててね、なんか寂しい。残った書籍の品揃えも…何といいますかねえ。田舎のヤンキーオタ特化といいますかねえ。ある種の文化的側面を見事に切り取ったスナップショットのような情景でねえ。ああ、ワシもうここの上客でも何でもねーな、と思いつつ退店いたしましてねえ。

変容の原因は大体判る。ちょっと行ったところにレンタルビデオのチェーン店ができ、そこは本屋を内部に併設していて結構良い品揃えなのである。まともにブチ当たっては勝ち目もない、なので生き残りを賭けての戦略が上記の変容ってなワケなのだろう。生き残りか悪あがきかはよう判らないが、まあ何とかできるうちは何とかしようとしますわな、そりゃね。

今回の郷里観測範囲の変化はこんなところ。じっくり腰を落ち着けてればもっといろいろ見えたかも知れんが、とりあえずはね。…半年後にでも帰省したらツブれてそうな気もするけど大丈夫かなあ、あの店。