●残響のテロル・7話。空港爆破の攻防である。ハイヴさん主導により終始振り回され続けるスピンクスのお二人であるが、このまま一矢報いることなくヤられちゃうのか否か。ジョーカーとなるのはまず三人目のスピンクス・リサさん、そして柴崎のおっさん。この二人のドタバタしたもがきによって最悪の事態は何とか回避することとなる。サブタイのdeuceってのは一旦の引き分け…それもバトルはまだ続く引き分け程度の意味だろうな。そして問題はハイヴさんがこの二人のジョーカー、リサさん柴崎さん双方ともに大きな意識を向け始めたって辺り。これでスピンクスは更に動きにくくなった、ってこってすな。
ハイヴさんはリサさんを指して「弱点」であると表現する。スピンクスにとって今回欠くべからざる要素であったが、特にツエルブさんの反応を見る限り弱点として機能しているのは間違いないところ。今まであまり見せたことの無い強い意志を現すに当たり、なんかこの作品にしてはやたらと濃いィ感じの表情作画になってましたな。一瞬熱血系主人公かと思ったよ。さて…しかし、お話の転がし方として、弱点を弱点のまま機能させるってのはちと芸がない気もするので、多分このリサさんがらみの要素は最終的に「弱点が強みでもあった!」ってなあたりに着陸しそうな気もするですがね。まあ判らんけどね。死んじゃうかもしれんし。
あとハイヴさん、リサさんに対しての表情言動はまだ判るけど、柴崎さんに対しての「たかが飼い犬如きが!」という悪態はちと独特な香りがした気もする。単なる侮蔑表現なのかもしれんが、ひょっとして彼女の履歴に根ざした何らかのネタがあったりもするのかしら。飼い犬…権力の手先にひどい目に遭わされた過去があるのか。あるいは「自分がそうであった」ことに対する無意識の嫌悪か。まあこれも今んとこは判らんけどね。死んじゃうかもしれんし。うん。