包容力のある布が理想のタイプです

●実はこないだ帰省した時、新幹線の中に本を置き忘れてきちゃいましてね。あああ、まだ最初の二三十頁しか読んでなかったのに! さようならアークエンジェルプロトコル! 主役の探偵姐さんが謎のミリキ的依頼者と出会って、出会ってああそしてどうなるの? …また古本屋にあったら…うーん、複雑だろうな。でも買うだろうな。


その後直で呑みに行く予定だったので、急遽電車内読書用の本を買おうと思ったのね。とりあえず本屋に寄って適当な安本を…と思い、本屋出てきて持ってたのは何故かアレステア・レナルズ「量子真空」1600円。…アカンねえ、ワシはこういうとこがアカン。ま、それはともかく。


本と同時に無くしちゃったのが文庫本用のカバー。だいぶ前「正月にブックオフ来たらタダでブックカバーあげるよ!」っちうちょいと寂しげな企画で貰ったもので、電車内読書用に重宝していた。別に無くても困るようなモンじゃないが、やっぱし電車内で素っ裸アハンな本を晒して読書するにはいささか抵抗がある。ま、慣れの問題でしょうけどね。


てことで百均で適当なカバー無いかなと物色。あるにはあったけど、これが手帳兼用のもの。よってちょっと分厚い文庫本だともうカバーできない。しょっがねーので持って帰って縫製しなおす。片っぽの折り返しの縫製を切り解き、ちょっと余裕を持たせた状態で縫い直して…っと。これでよし。まァワシのゾンザイ極まりない縫製であり、強度もミバも数段落ちようけれども元が百円だしねえ。こういう時百円商品は気軽だ。


…まァ上記「量子真空」をカバーできるようになれ、とは言いませんがね。この本がまた総頁数千二百余り、ぱっと見ィは文庫本のSDキャラみたいだ。後書きに曰く、最近新式の糊が編み出されたのでここまで分厚くできました! 技術万歳! とかや。なんかすげえや。


●全然関係ない話。チャンピョン相変わらず楽しく読んでるが、そんなかで「ムラマサ」登場の台詞がとても良かったです。悲しい過去とバカエロ(でも中学レベル)な現在を持つ主人公ヘタレ・シロきゅんが、女性キャラ二人の戦いを止めようと割って入ったら当然ながらアクシデンタルちち掴みしちゃった時の仲裁台詞。


「えろなかよくしたらいいじゃん! せめてえろバトルをおねがいしますよ
 せっかくの…せっかくのおっぱいやわいやわいなのに!
 おっぱい…いやせっかくの女子同士だし いやおっぱいだ!」


自分が何喋ってるかどんどんワケ判んなくなってく雰囲気がとても良い。あと「おっぱいやわいやわいなのに」という文章の頭悪い加減は相当なものだ。エエなあ。