宇宙海賊

モーレツ宇宙海賊・12話。黄金の幽霊船への到着とその結末。幽霊船に眠るお宝とは一体何か。膨大な美術品? 都市まるごと? それともセレニティ星系のバイオスフィア? 否、それは王家の新たなる未来そのものである。ってェことで、人工子宮より生まれ出でた最後のお子様のお披露目により、このアークは幕を閉じる、っちうね。うーん、エエ感じの一段落ではあるな。


いやあしかし、それにしてもだ。毎度のこととは言いながら、いちいちの描写がいちいちツボでとても困る。いや困らない。今回一番気合入れて演出されてたのが姫様お二人の会話シーンだと思うが、あの会話の背景で双方の「プロフェッショナル」同士が最小限の動きで最大の効力を求めて瞬時に積み重ねてゆく手順のカッコよさはどうだ。高まった緊張感の頂点で一気にバースト、見てるこっちがあれあれと言ってる間に状況は終了してしまう。参ったね、誰一人バカや凡人が居ない。…マリカさん、天職につけてようございましたなあ。


幽霊船の内部ネタもなかなかのものでして、巨大都市のコロニーとかジーンバンクとかの王道SFネタもエエけど、機械式ディスプレイ見て大いにテンション上がってる百目さんとかのガジェットがらみな小ネタもよろしい。EVA活動の初っ端にヴァーティゴのレクチャーから入ってんのとか、見ててわくわくするよね。しませんか。じゃいいです。あとミーサさんがマリカとグリューエルの二人見て「王子様とお姫様」つってたけど、そーすかやっぱ公式的にもマリカさんは男前担当っすか。しょうがないっすね男前ですもんね。


さて、とても楽しんでる本作ですが、次回はグリュンヒルデ妹姫様を迎えての学園アニメモード再開ですか。よおしこっちも楽しみにしておいてやる。覚悟しろ。