ペルソナ/ピングドラム

ペルソナ4・7話。いきなり関智一タツミさんによるふんどし痴態シーンから開始、そっから後も基本的にバラと筋肉と男風呂とアニキの世界でご一席、っちうお話。自分内面の男らしさ/女っぽさのギャップに悩み、そんなタテマエを取っ払ってそれも自分だと認めることで再生する…というお題目はエエのだが、絵面が上記の通りなのでなあ! 全編おネエ言葉で責め立てる関智一がどうもキモくてよろしい。


とまあ、お話のほうは勢いのあるギャグが多くておもしろかったんだけど、これからはこういうネタもちょっとやりにくくなってゆくのと違うかなあ。オカマっぽい口調やマッチョなゲイという典型像を提示して「気持ち悪い」とか「関わりたくない」とか、そんな感じのネタは風当たりが強くなりそう。判らんけどね。


閑話休題、これでタツミさんが仲間になったと。となるとあとめぼしいのはパクロミ少年だが…この人についてはほとんど何も判らないので、今後の展開待ちですかね。それよりも運昇父さんが主人公たちの行動に介入してきそうな雰囲気が気になるところ、か。


輪るピングドラム・19話。ひまりさんの過去、彼女について自分自身も知らない/覚えていないいくつかの事情。ひまりさんはこの家族、妹ではないこと。そのキッカケとなった運命の人はショウマさんであったこと。全編を通して「ウソ」という概念が横溢する回であり、また何かの裏にある真実を提示する回でもある。その辺の事情を何ゆえナツメさんが知っていたのか…サネトシさんが示唆しましたかね。


一方のカンバさんの秘密は、先週匂わせたとおり「両親の存在を知っていること」である。彼の人生全てをひまりさんに捧げてきた彼であるが、先週のようなひまりさん絶体絶命の瞬間でもこの秘密を明かすことはなかった。さて、これはどう考えるべきか。ひまりさんの存在よりも重要度の高い事柄なのか、あるいはこのこと自体もひまりさんのためなのか。さしあたってあそこで秘密バラしちゃったら両親の組織からひまりさんの入院資金が出なくなる、ってのはあるけれど…それだけではないような、気もする。


それにしてもあの両親の立ち位置がまだ判らない。穏やかな表情とマトモそうな言動、何か重すぎる使命を背負っているような雰囲気は…さあてね。先週も言うたけど、今までこの作品に出てきた悲劇とつりあう、あるいはそれを凌駕する重さが彼らの行動に乗っているのか。ふうむ!