でっかくないでーす

●自慢ではないがちんちんが小さい。通常「自慢じゃないが」から始まる文章にはその構成単語の意に反していささかの自慢成分が盛り込んであるものだが、この場合はない。何故ならちんちんが小さいからだ。


ここで急に関係ない話をすると、学生時分に友人と銭湯に行って洗い場で並んで座った際、相手から「お前を見ると男としていろいろと元気付けられるよ」と褒め称えられたのを覚えている。賞賛の理由は、そのとき友人の視線が下方向だったことと関係あるのかもしれないが、よく判らない。


話を戻す。幸いにも今この国では公共の場にてちんちん出して行動することを義務付けられてはいない。おかげで意識がある間常にちんちんについて思慮をめぐらすことにならずに済んでいる。ありがたいことだなと思う。


●さて。先日職場にて病気だの入院だのの話になった。話題は麻酔手術後の尿道カテーテルに移り、あれを抜くときが痛くてなあと言った同僚にワシは反論する。いや別にそんな痛くなかったですよ。そうかなあすごく痛かったけれども。多分それは医者の腕が悪かったか、それともあなたにこらえ性がないかのどちらかですよ。


話を聞いていたもう一人の同僚がそこで口を挟む。女性は男性に比べてカテーテルを抜くときの痛みが少ないと聞いた。多分件の痛みは、尿道の長さに比例するのではないか。


とたんに周囲がああ…ねえ…という雰囲気に変わり、何となくこちらを気遣うような視線を送りはじめるのは止めていただきたい。ワシになんらの咎はない。冗談じゃないこんな場所に居られるかワシは自分の部屋に戻るぜ! とか何とか、そんな日常系四コママンガのようなほのぼのエピソード。


●そういや骨折で入院したとき、となりの爺さんがカテーテル抜くのにエライ騒いでたが…じーさんもちんちんでっかかったなあ…。