ペルソナ/ピングドラム

ペルソナ4・2話。主人公ご一統は何とかフシギ世界から脱出、ホッとしたのもつかの間現実世界の異変がどうもアッチの方に関連してそうな雰囲気があるのに気付く。意気上がるハナムラさんに率いられて再度TVの中に向かうものの、そこでハナムラさんは「もう一人の自分」に心の傷をえぐられて…というね。


てことで、試練を乗り越えハナムラさんもペルソナ使いとして覚醒するまでの話。どうやら現実世界の事件は、何者かがこのTV世界に犠牲者を放り込み、その人物の暗部に侵蝕させることで亡き者にしていた…ということらしい。ハナムラさんは主人公のサポートがあったから助かったのだろうけど、さて…主人公のナルカミさんにはそんな雰囲気はなかったよね。アバンを鑑みるに、ナルカミさんは元から特別なお人、なのかしらん。


相変わらずちゃっちゃと進むのでストレスは無い。流れや台詞やシチュがちょっと紋切り型すぎてゲームっぽいのは…まあ、元がゲームだからしょうがないのかな。次回緑のお嬢さんがペルソナ発現するようだし、そうなってからが本番ですかね。


輪るピングドラム・14話。心ここにないショウマさんに手ひどく扱われてショックのリンゴさん。彼女に手を差し伸べるのは、ここしばらく(表舞台では)露出の少なかったユリさんである。傷ついた心に潤いを覚え、心許すリンゴさんであるが…ああユリさんは百合さんでありファビュラスマックス。ガーチーレーズー!


てことで、当然ユリさんもマトモじゃないお人でした、というお話。無論レズビアン云々じゃなく、この人の心のありようがね。薬盛ってムリクリだもんね。心底愛していたモモカさんが事故によってこの世を去り、唯一自分を認めてくれた者を喪ったユリさんは「モモカの生き写し」としてのリンゴさんを求める。…決して自分無しではいられないようにして…。何度か言及される「ユリさんの体の秘密」ってのは半陰陽でしょうかね。いや、ちょっと表面的過ぎるか?


一方。サネトシ医師/司書に言われるままに大金を工面し、妹の治療を続けてもらっているカンバさんに対し、アンタの妹への感情は家族愛じゃなくてガチ恋愛じゃねーか! と喝破するナツメさん。妹への過剰な愛ってのも賢治を思わせるが、まァこの辺ばかりに拘泥しない方がエエかな。


てことで諸々錯綜しているものの、どうも95年の事件/モモカさん、という現在は去ってしまった事象が大きな楔となっているような趣。さて、モモカさんとはどんな人なのか。何らかのカタチで再登場してきそうな気がするけどねえ。…あと冒頭のショウマさんの言動行動はめんどくせーなーと思った。気持ちは判るが、ねえ。