●神様ドォルズ･11話。あの日、強大なカカシに襲われた三人の子供たち。キョウヘイさんはよく覚えていないというその事件は、アキさんとまひるさんに大きな印象と衝撃を残している。まひるさんがキョウヘイさんを慕うに至った彼のそういう面について、ヒビノさんはよく知らない。というかあまり知りたくないと思っている…。
今回はとにかくまひるさんの傍若無人な暴走が見所、ですな。極端に攻撃的で傲慢だけれど、どこか脇が甘くてスキの大きい彼女のキャラはなんかよろしい。キョウヘイさんを慕うあまりヒビノさんをカカシ使って暴力的に略取誘拐しちゃう（ついでにおっぱいをいじめちゃう）のはどーかと思うが、このお嬢さんの悪意がていどひくい（あのおっぱい娘めキョウヘイ様をたぶらかしやがってムッキー！）ので、演出的にもそれほど切迫した印象を与えない。…この作品の物語的な強度考えると、そうそうのんきなこと言ってられないハズなんだけどね。
しかしそんな割と痴話げんかじみた物語は表層ではある。「いかにもムラの人」っちう感じの脇役兄さんが出張ってきた辺りで途端に雰囲気がジメッとしちゃってますしね。このシコミはキョウヘイさんにどのような影響をもたらすか…って、次回タイトルが「暴走」だしな。回想シーンのことを考えるだに、まひる様のアレコレがかわいく見えるくらいの暴走でもやらかしちゃうんでしょうか。さて。
