ピングドラム/神様ドォルズ

輪るピングドラム・7話。リンゴさんのストーキングは着々進行中。ディスティニー日記を貸してほしいという理由があるとはいえ、何だかんだでストーキングにまで付き合ってあげてるショウちゃんは…人がいいというか何というか。とりあえず「一緒にストーキングに付きえある」程度に気安くはなったのだな。何言ってんだかワシもよう判らんけど。


しかーしストーク相手のタブキさんの外堀は埋まってしまうのである。ユリさんとの婚約発表。ああ、これでもう計画は瓦解なのか…ってそうはいかない。あっちが婚約ならこっちは既成事実よゲヘヘヘ、計画Mはマリッジに非ず、それはマタニティなりっちうてね。あーねー、こうして各人の「生存戦略」はもつれ合ってゆくわけなのだねえ…。


ヅカっぽい演劇同僚さんにパクロミさん、想像上の「権力者」に中田譲治さんとまあイヤに豪華なキャスティング。パクロミのヅカさんはともかく、今んとこ単なるギャグ要素でしかない中田ジョージのおっさんとか、そのうちマジ登場してきそうで怖い。それくらいのことはやりそうなアニメだしなあ。…あと生存戦略/出産イメージってことでカエルの産卵黒魔術をやってたが、あれ何でモザイクかけてたんだろ。カエルの卵ってそないグロいか? あるいはまた別のものでもひり出してたか?


神様ドォルズ・8話。先週の回想シーン、そのクッソドロドロな情念の渦を受け、今回は一転夏で海で水着のサーヴィス回…にーはなーりませーん! 台風で雨漏りで停電でヒイヒイ言う話ですよーだ! の巻。いやま、全体的なテイストは(Bパートにてアキさんの緊張感ある邂逅はあったものの)結構なユルユル具合であってなかなかの落差ではある。ま、それもよし。


構成としては前半と後半でスッパリ別の話が接ぎ合わさっているってな感じの回。ちうか後半のカカシの根幹に関わりそうな談義はともかく、前半の台風停電話は割とどーでもいい…かなり純度の高いフィラーエピソードではあるよな。それはそれで構わんけど、ペンション行ったらいきなりヤシの木が倒れてきてさあ大変だ! ってな大事件があまりにも取って付けた展開っぽくて、ちょいと別なレヴェルで面白かった。エエけどね。


上でも書いたが、カカシについてちょいと奇妙な表現をしているのは気にかかるところ。神様として扱われているカカシたちだが、どうも中には「人」の何やら…魂だか意識だかが関わっているらしい。この辺どう扱ってゆくのか判らんが、今までの作風からするとどうにもダウナーなネタが仕込まれてそうな気はする。ま、案外軽く語っているところ見るとそんなでもないのかもしれないけれど。さてね。