神様ドォルズ/タイガー&バニー/セイクリッドセブン/青の祓魔師

神様ドォルズ・2話。とりあえず目先の危機は脱したキョウヘイさんたちである。おうちが壊れちゃったとか妹がおしかけてきちゃったとか、そこら辺もきょにゅうのヒビノさんと一緒に暮らせたりするので万事オッケーですよな。ってメインヒロインはウタオさんの方だろうか。まあいいや。しかし事件について引っかかる刑事さんが居たり、その娘の沢城声なめんどくさい人がでてきたり、で周囲の状況はそれほど安穏としていられない雰囲気。…多分一番の問題はムラがらみ、座敷牢から抜け出してきたアキさんについてなのでしょうけれど、ね。


割と地道な描写と話運びでストレスは少ない。原作がマンガだからでしょうか、アニメオリジナル作品に比べると少々冗長な雰囲気はあるが、それも作品のカラーとしてアリっぽい感じ。もっとズバリと衝撃を…例えばキョウヘイさんの過去と心の闇に単刀直入に切り込んでいくような、そんなのを投げつけてくるのも好きですけどね。


第1話のときも思ったけど、少々気になるのはカカシのデザインかなあ。日本土着の風俗とのギャップとして面白くもあるんだけど、やはりちょっと浮いているような気はする。というかデザインがいかにも「時代的に今と近い人が意思を持って線を引いた」ような印象が強いんだよな。無論この設定にガッチリ相応しい異形をデザインするってのは大概なパワーが必要だってのは判るけれど。…いやマジで、カカシってどういうプロセスで出来上がったものなのか。そこら辺も今後の展開に関わってくるのかしらん。


TIGER & BUNNY・16話。伝説のヒーロー・レジェンドの存在は現在も大きな影響を及ぼしている。それはよき影響ばかりではない。…ルナティックことペトロフ判事にとっては特に、そうだ。てことで衝撃の過去である。レジェンドはDVおっさんにして息子がルナさん、そしてルナさんはその力もてレジェンドを殺すに至っている…というね。うはあ、ここにきてまた…その何だ、極端でもなく甘っちょろくもない、実に重苦しい生々しい展開を持ってくるなあ。


レジェンドが荒れていった原因は多分、能力の減衰にある。社会的な虚像と自分の実像のギャップに苦しんだ彼の姿は、ルナさんに暗い影を落としている。現在のルナさんを苦しめているレジェンドの幻はしかし、ルナさん自身よりいずるものであろう。「自分のしたことは正しかったのか」。答えを求めてルナさんは極端に走っている…目の前の悪を見過ごしてはならない、と。…精神的境界線を越えてしまったお母んの姿が辛いなあ。


さて一方、こてっちゃんはどうしたものかね。レジェンドと同じく力が衰えつつある今、レジェンドと同じ荒れた道を進むのか。それでは娘からの賞賛は得られまいが…どうする? んでもってマーベリックのおっさんはますます怪しいねえ。これで黒幕でなかったらホンマごめんなさいですわ。うん。


●中途で荒川アンダーザブリッジ実写版のCMやってましたが、内容はおいといて、ナレーションが藤原啓治さんじゃござんせんこと? どうなの?


セイクリッドセブン・3話。またも襲い来る謎の男、そしてそれを迎え撃つ謎の男。ダークヒーロー然とした黒い男の招待はナイトさん、研究機関より自由を求めて逃げ出した男。まー何ですな、そーいうことならばニヒルで黒くて苦しんでるのは定番である。そしてその研究機関の長が今回登場の紫のヘンな人、いちいち指パッチンしないと喋れないケンミさんその人である。…どーも一筋縄ではいかない雰囲気のおっさんでして、まだ敵となるか味方となるか判んない状態。少なくともヘンな人ってのは間違いない。あと紫。


こいつらが敵対している理由はナイトさんが自由を求めたからとのことだが、それだけでは少々状況説明が足りないところ。多分ケンミさんはまだ何か隠していることがあるのだろう。この二者にルリお嬢様を加えた三ツ巴の状態でアルマさんをスカウトしている、そんな感じですかね。まァ結局はルナさんとこにつくのではあろうが、さてそうなるとナイトさん一派ではシリーズの敵として少々貫目が足りないか。やっぱしケンミさんが敵となるのか、あるいは悪石を前に共闘する関係となるのか。ま、それはおいおい。


初回からずっとそうなんだけど、アルマさんの愛機がモトコンポってのが妙にかわいいよね。長い手足をたたむようにちっこいスクータを操ってる姿とかね。ちうかどういうツテで、また何が良くてこのマシンを手に入れたのやら。…今でもファンが多かったりするのかしら。ワシはシティのプラモ作って以来好きな機械ですけれども。うん。


青の祓魔師・14話。さて夏合宿も本格開始、今回は林間合宿である。サブタイが「愉しいキャンプ」であるということは、当然ながらひいひい言いながらのご苦労合宿になるワケで。てことでサバイバル肝試し試験の開始、である。合格者の人数が限られているってことで「ほな助け合いナシな」と別れてゆく皆さんだけど、やはり当然ながら「あ、やっぱ力合わせないと無理」っちう流れになるのもお約束。判りやすい。


ただなあ、ちょっと前回の遊園地話やその前のドッキリ試験と雰囲気や構造が似てるんだよなあ。大きな課題与えられてそれに対処しようとするも、それ以外の…まあ主に悪魔関連のチョッカイによってエライことになる。色々工夫して目先を変えてはいるんだが、マンネリ感覚は避けられない感じがせんでもない。…とか何とか言うてると見てるワシの方がエライ目に遭わされるかもしれまへんけどね。


今回の不確定要素はまずアマイモン/メフィストご兄弟の存在は当然として、初っ端からこっち姿を見せていない神木さんと例の花火。あれがどう関わってくるか、かしらね。あと予告見たらまたサタンバレしそうな雰囲気のリンさんですけど…もうちゃっちゃとバレちゃった方が話早いんと違うやろか。どうやろか。まいいや。