神様ドォルズ

神様ドォルズ・12話。ヒビノさんの脱出の端を発したそれぞれの動き…まあその、サブタイどおり皆さんの「暴走」である。まずはクーコさん、囚われのヒビノさんを救うためとはいえそこは普段の行動パターンどおりの極端さ…なんだけど、スタンガンはともかくマジモンの銃はヤバい。もみ合ってるうちに相手を撃っちゃうというのはヤバい。無論正当防衛もあるが、ちょっとめんどくさいにも程がある状況だなあ。…すかさずゲス兄さんを巻き込んじゃうヤな機転は素晴らしいけどさ。


そしてまひる様はキョウヘイ兄さんを求めて暴走中。一応はヒビノさんの命程度は気遣っている様子はあるものの、とにかくこの人も「細けェことはどうでもいい、ただ私とキョウヘイ様さえよければそれで」っちう娘さんなので危険である。


彼女の強さへの…つまりは「強いキョウヘイ様」への執着はそのまま自己の存在理由である。強くなければあのムラで立つ位置はない。だから強い自分には価値がある。それ以外の価値を認めるのは自分を貶めることであり赦せない…。やっぱアレだな、育った環境に大問題があるお嬢さんだな。


とまあそんな暴走の積層の果てにはキョウヘイさんが居てるワケでしてね。生身でカカシに飛びついてヒビノさんを助けるのも大概だが、切羽詰った彼の精神もまた暴走するのであり…ってやっぱスゲエ主人公だな! 一応覚醒シーンで次回へのヒキとなっているが、どうにもヤバげな雰囲気は伝わってくる。あー、ねえ。てことで次回最終話。