アレな話

●職場の健康診断の日。折角の休みなのにこんなんが入ってくると気が滅入る、がまあしょうがないよね。色々検査されたり採血されたりの後、最後はバリウム。毎度ながら宇宙飛行士の訓練の如く三次元的に振り回されつつ胃を撮影されておしまい。


バリウムがおなかに残って物理的に胃もたれしてヤな気分だなあ、とか思いつつ帰宅の途半ば、あ…あ? これは? ひょっとしてヤバいか? てな予兆が腹の方から脳に上がってくる。バリウムに配合してある下剤がそろそろ機能し始めてませんか? っちう注意報である。


まあしかし、この調子で行けば大丈夫だろう。何よりこれからウチに帰りつくまでに何箇所かトイレもある、心配には及ばないさ。その考えを裏付けるかのようにおなかの調子はそれほど激化することもなく、さてさて家に帰り着いたなあと角を曲がったところで気が抜けたか。


うん、まあ、これから先は武士の情け。幸いウチも近く、大ごとには至らなかったと自分を納得させることはできたと云うに留めておく。うん。…あ、また来た。ちょっとトイレ。